
人とのトラブルはなるべくなら避けたいもの。特にお金のトラブルとなると、身近な人でもややこしい問題になりがちですから、できるだけ回避したいですよね。今回の投稿者さんは、お金の価値観を巡って旦那さんとケンカになってしまったようです。
『私は無神経でしょうか?』毎年、実両親と旅行をしている投稿者さん家族。旅行の際は実両親が全額負担してくれるそうです。それを知った義両親が「私たちも孫と旅行したい」と言い出し、今回は義両親と旅行することになりました。ところが義両親からの資金負担はなし。結局投稿者さん夫婦がそれぞれ折半で旅費を出すことになったのです。これに不公平感を覚えた投稿者さんが実両親に不満を漏らすと、実両親は投稿者さんの口座に折半した分の金額を補填。ところがその振込履歴が旦那さんに見つかり、夫婦喧嘩に発展してしまいました。旦那さんは激昂して、「お前も、お前の両親も無神経だ」と投稿者さんを激しく責め立てたのです。投稿者さんは自分が旅費を出したことにも、親まで侮辱されたことにも納得がいかず、「旦那の感覚がおかしいのではないか」と疑問と憤りを抱いています。
そもそも旅費を出さない義両親がありえない
『なぜ責められなければいけないの? 無神経って? 文句は自分の両親の旅費を全額出してからにしてほしい』
『自分の分の旅費を出せない人の分をこっちが出さなきゃいけないって時点で、旅行の計画なんてしないわ。いくら言われてもその時点ですでに譲れないラインだな。まあそこを譲れるんだから大したもんだよ、投稿者さんは。投稿者さんを責めてる人の気持ちは私にはサッパリわからない』
『無神経って……。無神経なのは「旅行したい」と言っておきながらお金を出さない義両親と、自分の両親のわがままに付き合わせたうえ、折半させた旦那さんのほうだと思うのですが。そもそも折半させるなら投稿者さんのご両親との旅行のお金も半分出してくれるのかって話ですよね』
|
|
|
|
旦那さんはプライドが傷ついたのかも
一方で旦那さんの気持ちに理解を示すママたちも現れました。
『トラブルがどうこうは二の次で、「夫の親はお金を払わない。夫はひとりで払わない。私が半額支払わされた」というのは、ただの愚痴ではなく「夫も夫の親もお金がない」または「払い渋るやつだ」という悪口でもある。投稿者さんの親は、ただ「娘に小遣いをやろうとした」だけなんだろうけど、そのせいで「陰口を叩いてましたよ」と知らせ、「折半させられた分は私たちが支払ってあげますよ」とマウントをとっているともとれるので、旦那さんが切れているわけ』
『旦那は自分と自分の親が、「妻の親から施しを受けなきゃ旅行できないような、惨めな貧乏人」と言われたみたいに感じたから、そんなふうに「旦那を惨めにして平気な妻は無神経だ」と言ってるんだと思う。でも自分の親の旅行代を妻に出させるのは平気で、妻の親だとムカつくのは「妻は夫側の親に尽くすべき」という男尊女卑的な価値観があるのかもね。よくある話ではある』旦那さんが発した「無神経」という強い言葉。その根底には、妻の実家との経済的なギャップに対する引け目が隠れているのかもしれません。旅費を妻の実家に肩代わりしてもらう格好になったことで、プライドが深く傷ついてしまった可能性もあるでしょう。
「自分の力不足を惨めに感じてしまい、攻撃的な態度をとってしまう男心も存在する」と話してくれたママもいました。言葉の表面だけを受け止めてぶつかり合うのではなく、「夫も必死だったのかな」と一歩引いた視点から見つめてみると、見える景色も変わるかもしれません。
|
|
|
|
実家とも義実家とも違う、「わが家のルール」を
ママたちの意見を聞いて、投稿者さんも思うところがあったようです。
『まずは夫に、本当はどう思っているのか聞いてみます。「少しは甘えるのも親孝行かな」なんて気楽に思ってましたが、夫の立場をもう少し考えなくちゃいけなかったなと思いました。多少余裕があれば、みんなこれくらいはしてもらってるんだろうと自分の周囲の人だけを見て判断してましたが、井の中の蛙だとわかりました』生まれ育った環境が違えば、金銭感覚や親との距離感が異なるのは当然のことです。だからこそお互いの実家を「どちらが正しいか」と比較するのではなく、「どこまで頼り、どこから線を引くか」という夫婦でのルールをつくるべきなのかもしれません。親からの援助をありがたく受け取る場合でも、旦那さんの目につく場所でのやり取りを控えたり、援助を受けたことを自分たちのなかだけに留めたりといった配慮を加えるだけで、不要な摩擦を避けることができるかもしれませんね。
実家と義実家のあいだに生じる経済感覚や価値観の差は、ときに夫婦間に大きなモヤモヤを生み出してしまうこともあります。大切なのは、「私たちの家庭ではどうしていくのが一番いいか」という視点をもち、夫婦間で方向性を話し合っておくことでしょう。夫婦間でお互いへのちょっとした配慮と理解を積み重ねていくことが、よりよい関係を築く第一歩になるのではないでしょうか。
文・motte 編集・いけがみもえ イラスト・Ponko
|
|
|
|

