
「お誕生日おめでとう」。プレゼントはもちろん、メッセージをもらうことも誕生日のうれしさです。相手が自分を気にかけてくれていることが伝わりますよね。仲のよい相手からそれがなければ寂しく感じますが、多くの人は「忙しいのかな? ま、そんな年もあるか」などと納得するのではないでしょうか。
「金品をねだっているわけじゃない」とは言うけれど
誕生日の「おめでとう」を強制的に言わされる。ママスタコミュニティにそんな投稿がありました。
『義妹の子ども(園児)の誕生日が先日だったらしい。そんなの覚えていないし誕生日会に呼ばれたわけでもないのに、夫に「“おめでとう”のひと言もないの?!」と連絡が。そういえば去年も似たようなことがあったっけ。これって私たちが悪いの?』義妹さんから兄であるダンナさんへ届いたLINEには、「お金やプレゼントをくれと言っているわけじゃないんだから、本人に『おめでとう』くらい言ってあげてよ!」とあったそう。唖然としたダンナさんがしばらく放置していたところ、“鬼電”が。結局なかば強制的に言わされたそうです。一番モヤモヤしているのはダンナさんでしょうが、投稿者さんも納得がいかない様子。
『姪や甥の誕生日なんて、実のきょうだいの子どもだって知らない。変な親戚って困るよね』きょうだい仲がよく、かわいがっている姪っ子甥っ子なら誕生日も覚えていて「おめでとう」もあるでしょうが、投稿文の印象からすればそうではなさそう。物やお金ではなく「ただの言葉だからいいだろう」が義妹さんの言い分ですが、言うか言わないかは当人が決めること。そもそも祝う気持ちは強要されるものではなく、自発的なものです。集まったコメントも、義妹さんの言動がおかしいという点で一致していました。
自分はスルーで相手にだけ強要するのは、筋が通らないのでは
『投稿者さんのお子さんに向こうからの「おめでとう」はあるの? なければ当然スルーでいいんじゃない』
|
|
|
|
投稿者さんが追加でコメントをくれました。
『義妹の成人や卒業の際にはこちらからお祝いを渡しましたが、お礼はなし。その後わが子の入学がありましたが、お金や物も言葉も一切もらっていません』お子さんの誕生日についてはわかりませんが、(おそらく小学校)入学という大きなお祝いごとを例にあげてくれた回答。となれば毎年の誕生日も、何ももらっていないと考えるのが自然です。
『投稿者さんとそのお子さん、ダンナさんの誕生日に「おめでとう」がないと毎回クレームを入れたら? 「お金やプレゼントを強要しているわけじゃないのに。ムキーッ!」って』こちらも同じことを強要すればいい。そんなアドバイスもいくつかありました。同じことでの仕返しはわかりやすくはありますが、現実的に考えると……? 仲よくもなさそうな義妹さんから毎年「おめでとう」メッセージが来るのは、それはそれで煩わしく感じられそうです。
『子どもの気持ちはどうなのかな。そんなに仲よくもない親戚のおじさん・おばさんとは、電話で話したがらないと思うけど』自分のママがおじさんに無理やり言わせる「おめでとう」の言葉。園児なら素直に喜んでいたかもしれませんが、このおかしな構図に気づかずにいられるのはいつまででしょう。
|
|
|
|
この茶番には終わりが来るはず。あと数年だけつきあっては
自身の義実家でも毎年同じようなことがあると、コメントをくれた方もいました。
『夫に「明日は妹の誕生日だから、連絡して」「母の日だから連絡を」「父の日だよ」。こんな感じで3人が交互に連絡してくる。無視すれば騒ぐのがわかっているので「おめでとう」を言い、物を贈って収めているみたい』毎回5,000円以下の品をネットで適当に選んで贈っているそうで、「年間1万5,000円でおとなしくしてくれるのなら、安いもの」だそう。「直接的に物をねだってはこないけど、メッセージだけだとしつこく絡まれる。物を送れば黙るよ」といいます。
投稿者さんたちのケースも今は物やお金を要求されていませんが、これが恒例になると似たような流れになりそうな気も……。
『わが子の節目(七五三や入学など)のときは、義両親が食事をごちそうしてくれていました。義妹はタダ飯を食べるため、すべてに参加。義両親は「自分たちが払うから、それでいい。お祝いも強制じゃないし」と、強くは言いません。蝶よ花よで、甘やかされてきたみたいです』投稿者さんからのコメントです。義妹さん分が義両親の支払いなら「タダ飯」と批判するほどではなさそうですが、どうやら以前から投稿者さんには思うところがあるよう。
|
|
|
|
今後も「おめでとう」を強要するなら、わが子の誕生日にもメッセージを送ってもらうべき。義妹さんにそう提案するのもアリですが、投稿者さん夫妻は心のない単語をもらってうれしいでしょうか。でなければ、来年からもこのままのスタイルを続けるのが賢明かもしれません。あと数年すれば、さすがにお子さん本人が違和感を覚え出すはずです。もう少しの辛抱と考え、この茶番につきあってあげては。わずか5文字を発することで気持ちを収めてくれるなら、これ以上安い贈り物はありません。
文・鈴木麻子 編集・すずらん イラスト・猫田カヨ
