
子どもとの時間を大切にしてきたからこそ、成長するにつれ距離感の変化に戸惑うこともあるでしょう。とくに高校生ともなれば家庭以外の世界が広がり、ママと過ごす時間は自然と減っていくのではないでしょうか。
『高3息子。私が話しかけても素っ気なく会話になりません。反抗期なのかとも思います。バイトや部活から帰ってきても、近所で友だちと喋りに行ったり、ランニングしに行ったりと家にいません。22時半ごろ帰宅です。非行ではなく健全な交友関係だとわかっていても、息子が家を離れていくように感じて寂しいです。進路のこともきちんと話し合えていません』ママたちは子どもとの関係をどう築いているのでしょうか。さまざまなコメントが寄せられました。
高3男子なら自然な成長という声
まず見られたのは、「それは反抗期というより成長ではないか」という意見でした。
『その年齢でママベッタリの方が怖いよ。帰ってくるなら上出来では?』
『今から子離れの練習をしておきましょう。寂しさは子育ての卒業証書だと思ってくださいな』高校3年生といえば、子どもから大人への階段を上っている最中です。友だちとの時間が増え、親よりも同世代とのかかわりを優先するのは自然なのでしょう。
『男女いて大学受験済みだけれど、進路についての意思確認のやり方は家それぞれ、子それぞれ。うちは、食事時に一問一答くらいだったわ。不明な点は子に聞くよりまず自分で調べて、要点を絞ってササッと聞くだけ』
|
|
|
|
『ママが自分に依存しているのってしんどいよ』ママが寂しさを感じるのは自然なことですが、その気持ちを子どもに埋めてもらおうとすると、かえって負担をかけてしまうのかもしれません。
寂しさと進路問題は分けて考えるべき
一方で、ママたちが気になったのは「息子が家にいないこと」よりも「進路について話し合えていないこと」でした。
『反抗期と「進路のことが話し合えない」は別に考えないとね』
『高3になって進路の話ができないは「仕方ない」では済まない』高校3年生は人生の大きな分岐点です。進学するのか就職するのか、どの学校を目指すのか、費用はどうするのか。親子で確認しなければならないことは少なくありません。
『進学費用は十分用意しているの?』
|
|
|
|
『反抗期の心配よりお金の心配が先』大学受験には受験料だけでなく、入学金や授業料、教材費、パソコン代など費用がかかります。もしひとり暮らしをするなら生活費も必要です。子どもが自分の将来を考える一方で、親も現実的な準備を進める必要があります。そのためにも最低限の情報共有は欠かせないのでしょう。
話し合いの場を意識的につくることも大切
では、なかなか会話ができない場合はどうしたらよいのでしょうか。
『進路のことを話し合えないのはよくないと思う。お金出すのは親だからね。旦那さんが進路について話し合う場を設けて、親子3人で話しなよ。「土曜日の夜9時から話し合うからその時間は家にいなさい」とかね』
『うちは進路会議と称して、受験までに3回くらい親子で話す時間を設けた』普段の雑談は減っていても、進路についての話し合いは別問題です。子どもの都合や気持ちを尊重しながらも、親として確認しなければならないことはきちんと伝える必要があります。また、
『進路のことは旦那にまかせて』
|
|
|
|
巣立ちの時期を前に
昨日まで当たり前だった親子の時間が少しずつ減っていくことに、投稿者さんは寂しさを感じているようです。しかし、それは息子さんが順調に成長している証でもあります。友だちとの時間を楽しみ、自分の世界を広げ、自立へ向かって歩みはじめているのでしょう。だからこそ、寂しさは寂しさとして受け止めながら、進路やお金など大切な話はしっかり向き合う。そのバランスが、これからの親子関係には必要なのかもしれません。息子さんの巣立ちの日は、もうすぐそこまできているのでしょうね。
文・岡さきの 編集・あいぼん イラスト・春野さくら
