
今年はすでに29個と、非常に多いペースで発生している台風。冠水や土砂崩れなどの被害を少しでも抑えようという研究が進んでいるのをご存じですか?
人工的に台風を“コントロール” 雨量を分散し被害軽減へ山形純菜キャスター:
2026年は台風が多かったなという印象ですが、台風を制御して、少しでも被害を減らそうという研究が進んでいます。
台風科学技術研究センターが取り組んでいるのが「人工的に台風を制御する計画」です。どういったメカニズムなのでしょうか。
そもそも台風は中心に上昇気流が発生し、周りの空気が流れ込むことによって勢力が強くなっていきます。
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では、台風をどのように制御するかというと、空から「雲の種」となる物質を撒き、台風の周りの雲を人工的に発達させます。
すると、台風の周りの雲に上昇気流が発生し、その雲に空気が流れ込んでいくので、台風に流れ込む空気の量が少なくなり、台風の目が広がって、台風の構造が崩れ、勢力が弱まっていくという仕組みになっているそうです。
「雲の種」は、海外などではドライアイスなどが使われているそうです。
この研究は2050年を目途に進められていて、雨の量は変えられないということなんですが、雨を分散していくことができるのではないかと考えているそうです。
台風のエネルギーを電力に 発電の効果は?山形キャスター:
続いて、台風発電。「台風の巨大なエネルギーを電力に変える計画」です。
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台風科学技術研究センターによると、台風の移動に追従して船を出航させ、大きな帆で風を受け止めます。風の力で船が動き、船の下にある水中タービンが回って発電する仕組みです。
では、発電の効果はどのくらいなのかというと、100隻導入したら、日本の年間消費電力の2%〜3%の電力が見込めるということです。
発電したものは別の船に蓄電して、陸に電力を送電するといった仕組みを想定しているそうです。
台風の進路予想も進化 過去データを活かす「AI予測」の実力山形キャスター:
台風の予測も進化しています。
気象庁によると、従来の予測では▼気温・湿度、▼風の向き、▼海面水温、▼水蒸気量など、気象レーダーから様々なデータを観測し、データをスーパーコンピュータに入力、大気の状態を計算します。
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その後、予報官が実況などと照らし合わせて最終的に判断しているということです。
今、「ウェザーニュース」の天気アプリで提供しているのが「AI予測」です。
台風の予測にもAIが使われているということなんですが、現在の気象条件と似た過去のデータを探しだして大気の動きを推定し、台風の進路を予測していくというものです。
過去の莫大なデータを学習させるのは非常に大変ですが、現在の気象データを入力するだけで大気の動きを推定するそうです。
では、どのくらいの精度なのでしょうか。9月に発生した台風25号の発生前の予測で見ていきます。
従来の予測では日本の西に逸れていく予想でしたが、AI予測では進路を北に向け、日本に接近する予測になっていました。
実際の進路は、AI予測のように辿っていたということです。
AI技術はかなり進んでいますが、まだまだAIができないこともあるので、予報官の予測も一緒に使いつつ予測しているそうです。

