

ひとまず無事に名前はつけられたけれど、不安は尽きません。そしてやってきたコハルのお宮参りの日。私たちは双方の両親に声をかけていました。けれど待ち合わせ場所に到着してみると、またしても招いてもいないイイヅカさんが来ていて……。


私はコハルのためにセレモニードレスを選んでいました。けれど義母は「わざわざ持ってきてくださったのに、お借りしないなんてありえない」と言い、勝手に着せてきたのです。しかもイイヅカさんは親族写真にも入ってきました。


今度こそ強く出よう、しっかり自分の意見を言おう。そう心に決めていても、義母も夫もイイヅカさんのことを絶賛します。まるで拒絶する私がおかしいという空気になってしまうのです。頑張って主張してみたものの、「融通が利かない」とピシャリと叱られてしまいました。この人たちには何を言っても届かない……そんな絶望感すら抱いてしまいます。
すっかりイイヅカさんのペースに巻き込まれている私に、両親がこっそり小声で「あの人、何なの?」と聞いてきました。両親ですら不審に思うイイヅカさん……。私は疲れ果てていました。
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