
1時間ごとに動画を2秒投稿するだけで、友人と手軽に盛り上がれるアプリ「セットログ」。多くの若者が使っている一方で、日常を切り取る手軽さから安易に使うと取り返しがつかない事態に陥るかもしれません。
【写真を見る】若者の間で大流行中「setlog」 友達と共有した画面は…
1時間ごとに撮影 2秒動画がVlogに? 学生の約74%が使用「setlog」とは山形純菜キャスター:
流行中のSNSアプリ「セットログ(setlog)」には、楽しさがある一方でリスクも孕んでいるということです。
これまで「X」は文章、「Instagram」は写真が中心でしたが、最近登場した新しいSNS「セットログ」とはどういうものなのでしょうか。
箱根取材中のNスタ・高柳光希キャスターがスタッフと共に使用したところ、1時間ごとに2秒の動画を撮影するだけで、一つの“Vlog動画”のようになりました。
動画は不特定多数に公開されるのではなく、グループの友達と共有することができ、編集不要でVlogを作成、記録が残るということです。
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出水麻衣キャスター:
私は旅行の際に友人に教えてもらってやってみました。
何をやったか何を食べたか、すぐ忘れてしまいますが、思い出を1時間ごとに振り返ることができるので非常に楽しかったです。
山形キャスター:
「学割」アプリのアンケートによると、学生の約74%が日常的に利用しているアプリだといいます。
山形キャスター:
若者はなぜ「セットログ」にハマるのか。魅力について街で聞いてみました。
20代女性
「わざわざ今日夜ご飯これ食べたとか連絡はしないじゃないですか。でもセットログだったら軽く言える」
20代男性
「複数人で同じイベントに参加した時とか、いろんな視点から動画を撮影して、それをまとまった長さで見られる。思い出の共有じゃないですけど繋がるかなと思っています」
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20代女性
「良くないなって思う点はあんまりこれと言って無くて、あげたくなかったらあげなくていいので、本当に自分の好きなあげたいものだけをあげるという点で、すごくいいなと思います」
山形キャスター:
“映え”などを気にしなくていいということで、ほかにも以下のような声がありました。
20代女性
「映えさせる必要がない。ちょっとした日常を切り取ってVlogみたいに思い出を残せるのがいい」
「大人数のグループで(動画で)今の状況を共有できるのがすごく魅力的」
例えばInstagramだと「綺麗な写真を載せなきゃいけない」「配置を考えなくてはいけない」と思うこともありますが、「セットログ」ではそういう必要がありません。
専門家も「SNS疲れからの脱却なのではないか」と指摘します。
SNSに詳しい成蹊大学の高橋暁子特別客員教授は「Instagramなどの“加工疲れ”の反動では?本当の自分を見せられる喜びがあるのではないか」としています。
井上貴博キャスター:
40代以上の方は「若者のもの」と思うかもしれませんし、私も思っていたのですがこれは違うと感じました。
セットログでは「コーヒーを飲んだ」とか、その時に言うほどのことじゃないことがあった時に、2秒の動画を撮ることができ、それを友人にだけ共有ができる。海外にいる人ともできるそうです。
1時間ごとということですが、撮らなくてもいいということで、SNSに抵抗がある世代のほうがハマる可能性もあると思います。
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山形キャスター:
セットログをやっていて10人のグループで共有していますが、アメリカに住んでいる友人やシンガポール旅行中の友人が、現地時間で何をしているかがわかります。私は1回も上げていない日もあるので、自由度が高いと思います。
山形キャスター:
ただ、使い方が重要で、目的を持って撮影するのではなく“日常を切り取るSNS”ゆえの問題点・リスクもあります。
SNSをめぐってはこれまで、以下のような問題が起きています。
▼仙台の市立小学校(2026年4月)
・教員がパソコンの画面を撮影、投稿
→画面に学校名や別の教員の名前
▼西日本シティ銀行(2026年4月)
・執務室内を撮影した動画投稿の拡散が判明
→ホワイトボードに顧客情報(氏名)
▼千葉西総合病院(10日)
・看護師が病院や患者を撮影・投稿し、懲戒解雇
→「まじ暇」「臭すぎ」などのテロップ
実際にNスタスタッフがスタッフルームで動画を撮ってみると、放送内容やスタッフの氏名が写っていました。そうした動画をよく考えずに載せてしまうと、友人以外に拡散されるリスクがあります。
成蹊大学の高橋特別客員教授は、「動画を共有するため、背景の映り込みや音声から漏えいする情報量が圧倒的に多い。思わぬ映り込みに注意が必要」だとしています。
スポーツ心理学者(博士)田中ウルヴェ京さん:
映像に責任を持つということは、どのSNSを使うにしても言えることです。
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田中ウルヴェ京さん
スポーツ心理学者(博士)
五輪メダリスト 心理コンサルティング
こころの学びコミュニティ「iMiA(イミア)」主宰
