元K-1王者の安保瑠輝也選手が6月25日、元UFCミドル級世界王者ショーン・ストリックランドとボクシングスパーリング3分5Rを行った際の様子を自身のYouTubeで公開。
圧倒的強者に引くことなく立ち向かう安保選手に「この動画を見て分かる。他は誰も務まらなかった。良いものを見せてくれた」「いままで安保のことなんか毛嫌いしてたけどこのスパーを見て男として惚れた」などのコメントが寄せられ、動画は既に50万回以上再生される勢いを見せています。ボコボコとか言ってごめん。
●「ボクシングルールでは俺が勝ったが、キックルールならお前が勝っていた」
このスパーは、観光で日本に訪れていたショーン・ストリックランドが、SNSで「日本人で約82キロ上の男と本気でやり合いてえ」とスパーリング相手を募集したことに端を発するもの。安保選手はこれに「カモンメーン、DMしよ」と名乗りを挙げ、スパーが実現しました。
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2023年には炎上系YouTuberとスパーリングを行い、相手をボコボコにしていたストリックランドと、スパーの動画が投稿される前に腫れ上がり傷だらけの顔をさらしていた安保選手。「3分5Rガチでやって倒れなかったぜ」と善戦した手応えをつづっていたものの、ボッコボコにされたとしか思えない印象でした。
ところが、公開されたスパー動画では、全般的には終始余裕で重そうなパンチをぶち込んでいくさすがのストリックランド兄貴ではあるものの、安保選手もスピードを生かして懐に入り込みコンビネーションを放つなど果敢な攻めを見せ、スパーリングながら見応えは十分。当初7Rで予定されていたスパーは5Rで終了となりましたが、最後まで一矢報いようと強打を臆せず攻める安保選手の技術と気概も光った緊張感のある時間となりました。
スパー後には「捨てパンチも少なく全部正確に当てようとしていた」「今日のボクシングルールでは俺が勝ったが、キックルールならお前が勝っていた」「ラスベガスに来たらいつでも俺のジムに来いよ」などと健闘をたたえたストリックランド。
動画のコメントにも「安保は色物扱いやブレてるとか色々言われるけど、階級上の選手達に立ち向かう度胸と行動力がすごいしカッコイイ」「炎上とか気にしない発言するストリックランドがキックならあなたが勝ったって敬意持ってくれてるのすげえよシンプルに」「こういう強い奴と戦う姿勢は素直にリスペクト」「前に出ていく姿。男から見ても惚れ惚れしました」など、リングの外でのビックマウスではなく、ファイターとしてのアグレッシブな姿勢を高く評価する声が多く寄せられています。
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