大分・別府ひき逃げ2年　県警がJR別府駅で情報提供呼びかけ

　大分県別府市で男子大学生2人を死傷させ逃走したとして、警察庁が道路交通法違反（ひき逃げ）容疑で重要指名手配している八田與一容疑者（27）について、県警は事件から丸2年となった29日、JR別府駅で容疑者の情報提供を呼びかけた。

　県警本部と別府署の計7人が、駅を利用する住民や観光客らに、容疑者の特徴を記したチラシ約250枚を配った。チラシには、事件前の八田容疑者の顔写真に加え、現在の風貌を推定した似顔絵が掲載されている。似顔絵は、県警が27日に公開した6枚のうち4枚で、時間の経過による外見の変化や変装している可能性を含めて作製された。

　同署交通課の谷原一心課長（46）は「八田容疑者の顔写真や似顔絵を覚えていただき、似た人物を見かけた時は110番してほしい」と話した。【山口泰輝】