池袋暴走事故の遺族らをSNSで中傷疑い 交通鑑定人ら2人書類送検

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2024年07月04日 11:51  毎日新聞

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毎日新聞

警視庁=米田堅持撮影

 交通事故の遺族をSNS(ネット交流サービス)上で中傷したとして、警視庁捜査1課は4日、福岡市の交通事故鑑定人で、一般社団法人「法科学解析研究所」代表理事の男性(57)を侮辱と名誉毀損(きそん)容疑で、埼玉県川口市の派遣社員の男性(55)を名誉毀損容疑で書類送検した。


 書類送検容疑は2023年11月19日、X(ツイッター)の音声チャット機能で、鑑定人の男性が、19年にあった池袋暴走事故の遺族の松永拓也さん(37)を「金狙いだ」などと侮辱。さらに、川口市の男性と一緒に、一般社団法人「関東交通犯罪遺族の会(あいの会)」代表理事の小沢樹里さん(43)の名誉を傷付ける発言をしたとしている。


 鑑定人の男性は音声チャットで、12年に京都府亀岡市で起きた暴走事故の遺族、中江美則さん(60)の名誉を毀損した疑いでも書類送検された。


 発言はリアルタイムで配信され、その後も不特定多数が聞ける状態だったという。警視庁はいずれの容疑についても、起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。2人は容疑を認めているという。川口市の男性は交通事故遺族で、以前あいの会に所属していた。


 松永さんと小沢さんが23年12月に警視庁に被害届を提出。警視庁は今年4月に鑑定人の男性の自宅を家宅捜索するなど捜査していた。


 松永さんに対する一方的な批判や中傷はSNSなどで相次ぎ、今年3月には、松永さんの殺害を予告する電話をかけたとして、無職の60代男性が脅迫容疑で警視庁に逮捕されていた。【岩崎歩、菅健吾、朝比奈由佳】


このニュースに関するつぶやき

  • こういう人の生死を嘲笑う人間は生きる価値はないのかもしれない。松永さん一家や他人の家族を揶揄した人間は各SNSが責任をもって当人同士、話し合わせ解決させた方が良いと思う
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