福井沖で発見の女性遺体 不明の中学3年生か　能登大雨

福井県沖の日本海でおととい、女性の遺体が見つかり、海上保安庁は、大雨で流されたとみられる石川県輪島市の中学3年生とみて身元の特定を進めています。

輪島市久手川町では先月21日、住宅4棟が川に流され、中学3年の喜三翼音さん（14）の安否が分かっていません。

福井海上保安署によりますと、輪島市からおよそ170キロ離れた福井県の沖合でおととい午後、女性の遺体が見つかりました。女性はジャージを重ね着していて、ズボンのタグには手書きで「喜三」と記されていたということです。

海上保安庁から連絡を受けた翼音さんの父親・鷹也さんがきのう夕方、報道陣の取材に応じました。

翼音さんの父親 喜三鷹也さん
「電話で『長袖・長ズボンを着てくれ』と言ったのを守ってくれたみたいで、長袖・長ズボンを着ていました。僕の言うことを聞いてくれたんだと思いました」

海上保安署は遺体が翼音さんの可能性が高いとみて、きょう司法解剖を行うことにしています。