強盗疑いでベトナム国籍の2人を再逮捕　関東近隣4県の強盗

　4〜5月に関東近隣4県で相次いだ強盗事件で、群馬県警などの合同捜査班は23日、安中市の住宅から現金を奪った強盗などの疑いで、いずれもベトナム国籍の、藤岡市岡之郷、無職、ホアン・フー・ホア（26）と住所不定、無職、マイ・バン・シー（23）の両被告＝強盗罪などで起訴＝を再逮捕した。ホアン容疑者は容疑を否認し、マイ容疑者は黙秘している。

　再逮捕容疑は、5月7日午後10時半〜8日午前2時10分ごろ、安中市の住宅に侵入し、就寝中の男性（70）に刃物を突きつけて「騒ぐな、殺すぞ」と脅し、粘着テープで目と口をふさぎ、両手首を拘束するなどし、現金約8万2000円を奪ったとしている。

　2人はすでに、栃木県日光市の強盗事件と、長野県松本市の強盗致傷事件で逮捕、起訴されていた。この他、福島県南会津町でも強盗事件が発生しており、捜査班は2人が関与した可能性があるとみて調べている。【日向梓】