ピカチュウそっくりのポケモン「ミミッキュ」を独自解釈でフィギュア化した動画がYouTubeに投稿されました。あまりの不気味さとエグい世界観が反響を呼び、約40万回の再生数を集めています。
●ミミッキュの真の姿を推測
動画を投稿したのは、有名キャラクターの立体模型などを紹介するYouTubeチャンネル「North of the Border」。今回は、ポケットモンスターに登場するポケモン「ミミッキュ」のオリジナルフィギュアを作ります。
ミミッキュは常に布をかぶることでピカチュウに擬態しているポケモン。布の下の姿は不明ですが、正体を見たものは謎の病に苦しむとされています。
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公式設定がすでにホラー風のミミッキュについて、今回のフィギュアの製作者は、「貝殻を身につけたヤドカリのようなカニの怪物」と推測。まずは、ワイヤーとアルミテープで6本の足を作っていきます。
さらに、ハサミムシのように2つに割れた尻尾も追加。この尻尾の各先端が、ピカチュウの姿を模した際の耳にあたるそうです。
骨組みができたら粘土で肉付けしていきます。目と口も作成し、昆虫っぽい節を付けるとサソリに似たクリーチャーの姿になりました。ミミッキュの中身がこんなだったら怖いな……!
●犠牲になったピカチュウの皮を作る
次に、ピカチュウの頭蓋骨を粘土で作っていきます。公式設定とは異なり、ミミッキュは犠牲にしたピカチュウの頭蓋骨と皮をまとっているという解釈にもとづく造形です。世界観がエグすぎる。
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ミミッキュのボディーを隠すピカチュウの皮は、薄く伸ばした黄色の粘土をカットして作成。頭蓋骨もその皮でおおいます。ピカチュウの顔に眼球はなく、口には笑みを浮かべるように縫い合わされています。
皮の表現はこだわりの見せどころです。腹部にはミミッキュの本当の目がのぞく穴が開けられ、ところどころに傷跡や破れを作ります。さらに、耳の部分の皮の破れからは、ミミッキュの尻尾が見えるようにします。
ディテールを整え、皮のダメージを塗装で表現したら、悪夢に出てきそうなリアルフィギュアの完成です。ポケモンの世界にリアリティーを求めるとこうなってしまうのか……!
●「もっとも独創的で呪われたポケモン」
動画には「ミミッキュがピカチュウを狩り、その皮を使って他のピカチュウに疑いを持たれずに近づくというアイデアが気にいった」「あなたのチャンネル史上、もっとも独創的で呪われたポケモンだろうね」「ミミッキュのコスチュームの下の姿についてのあなたの解釈の大ファンだよ」「この作品は私を不安をさせた最初の芸術作品だ」などの賛否両論が寄せられています。
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※画像はYouTubeチャンネル「North of the Border」より引用
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