札幌市の認可保育園「アイグラン保育園拓北」の運営会社は15日、記者会見し、10月に同園の園児=当時(1)=が給食を喉に詰まらせ、死亡したと発表した。離乳食にした肉野菜炒めに入っていた豚肉を詰まらせた可能性があるという。
運営会社によると、亡くなったのは1歳1カ月の男児。10月23日午前11時ごろ、保育士が対面で給食を食べさせていたところ、苦しむ様子を見せたため、背中をたたくなどの応急措置をして119番した。男児は病院に搬送されたが、死亡が確認された。給食は園内で調理され、豚肉は細かく刻まれていたという。
市は同月末、同園の特別指導監査に入り、12月上旬ごろに結果を公表する。北海道警は業務上過失致死の可能性も視野に、慎重に捜査を進めている。
会見に同席した同園の島田真規子園長は謝罪した上で、「成長を楽しみにしていた」と涙ながらに話した。