巨人・阿部慎之助監督「主筆に日本一の報告できなかった」渡辺恒雄氏死去に悔しさ表す

読売新聞代表取締役主筆の渡辺恒雄さんが、19日午前2時に肺炎のため98歳で死去したことを受け、巨人の阿部慎之助監督（45）が球団を通じてコメントを発表した。

「渡辺主筆には入団当時から温かく見守っていただき、感謝しかありません。叱咤激励の言葉からはいつもジャイアンツへの愛情を感じていました。今季、主筆に日本一の報告をできなかった悔しさを忘れず、来季こそ必ず日本一を勝ち取りたいと思います。心よりご冥福をお祈りいたします」

渡辺氏は今年3月に巨人を応援する燦燦（さんさん）会総会に出席し、「この2、3年どうも巨人軍、調子が悪くて成績の方もちょっと残念なところはありますが、もう今年こそはひとつ頑張って優勝し、日本一に向けて頑張っていただきたい」と壇上で挨拶し、24年シーズンから指揮を執る阿部新監督を激励した。