国産IC、生産復調=13カ月連続2桁増、九州けん引

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2025年01月03日 09:01  時事通信社

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時事通信社

 代表的な半導体製品で、パソコンやスマートフォンなどさまざまな電子機器に欠かせない集積回路(IC)の国内生産が復調している。経済産業省の調査によると、月間の生産額は2024年10月まで13カ月連続で前年同月比2桁の大幅増を記録。半導体関連の工場が集積する九州がけん引している。半導体の新工場が相次いで稼働する25年以降、ICの生産はさらに伸びそうだ。

 24年1〜10月のIC生産額は前年同期比32.6%増加。累計で2兆2299億円に達し、2カ月を残して23年通年の2兆1082億円を上回った。生産量は前年並みだが、スマホのカメラに使われる画像センサーといった高付加価値製品が伸びているもようだ。

 日本はかつて半導体分野で高い世界シェアを誇り、00年のIC生産額は4兆4000億円超を記録した。しかし、その後は韓国や台湾などの海外メーカーに押されて半導体産業が衰退。20年には1兆7070億円と、ピーク時の半分以下に落ち込んだ。

 近年はデジタル化の加速に伴い、家電や自動車、スマホなどに搭載する半導体の需要が国内外で増加した。生産額は底を打ち、特に全国の半分のシェアを持つ九州では昨年8、9月に2カ月連続で単月の過去最高を更新した。政府は、経済安全保障上の重要物資と位置付ける半導体分野の設備投資支援に力を入れており、関連産業がこのまま活況を取り戻すのか注目される。 

このニュースに関するつぶやき

  • 自力じゃなく台湾に依拠、依存しかない熊本頑張れよ。阿蘇山と球磨川と牛と荒尾の○○○○くらいしかねーんだからよ。台湾に足向けて寝るなよ。立場わからん○○じゃないだろ?
    • イイネ!1
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