せっかく書いた文章が文字化けしてしまったら……　仕組みと解決法が4.5万いいね「ちょうど文字化けしてたので助かりました」

　せっかく書いた書き初めが文字化けしてしまったら……。いつかどこかで役に立つかもしれない動画がX（Twitter）に投稿され、記事執筆時点で243万件の表示、4万5000件以上のいいねを集めています。

【画像】文字化け前の状態

　投稿者はラムダ技術部さん。YouTubeをメインに数学や理科、技術系の真面目＆面白動画を投稿しています。今回投稿したのは、年始にぴったりな書き初めに関する投稿です。

●文字化けした書き初めの対処法が話題

　ラムダ技術部さんが書いた書き初め、せっかく書いたのに文字化けしています。そんなときでも大丈夫。常用漢字でない漢字と半角カタカナの組み合わせがあるときは、UTF-8のコードをシフトJISとして扱っている可能性が高いです。対応する文字コードを調べ、元の文字を復元してみましょう！

　シフトJISの表から対応するコードを探していきます。1文字目を表から探してみると、E6A0行の8番目、すなわち「E6A8」であることが分かりました。続いて、2文字目の「ェ」は半角カタカナ。こちらは00番台で特別に2桁のコードです。対応するコードを探すと「AA」であることが分かりました。

　同様に表から探していくと、3文字目が「E8BB」、4文字目が00番台「A2」であることが分かりました。無事、文字化けした文字列をコード「E6A8AAE8BBA2」に変換できました！

　次にこのコードをUTF-8として変換していきます。UTF-8で漢字は16進数6桁区切りのため、「E6A8AAE8BBA2」は「E6A8AA」と「E8BBA2」に分けられます。UTF-8の対応表からコードに該当する漢字を探していくと、「E6A8AA」が「横」で、「E8BBA2」が「転」だと分かりました。これで文字化けしてしまった書き初めの復元が成功。もともと書いた文字「横転」を復元できました！

　シフトJISで対応する文字がないコードに化けてしまうと「？」となって情報が失われてしまい、復元ができなくなってしまうことがあります。そのため、名前欄は半分しか復元できず「ラ？？？術部」となってしまいました。そんなときは周りの文字から内容を推測する必要があります。

●「非常にいい資料」「助かる」などさまざまな反応

　この投稿にコメント欄では「昨日書いた書き初め文字化けしてて困ってたから助かる」「文字化けの仕組みがわかる非常にいい資料だと思う」「復元したら横転で横転」「ラムダ技術部のムダ技術の部分」とさまざまな反応が集まっています。

　ラムダ技術部さんはYouTubeチャンネル「ラムダ技術部」をメインに動画を投稿。XやTikTok、Instagramの各種SNSにも投稿しています。