限定公開( 10 )
カッターナイフの刃や怪文書を送って大阪府行政書士会の懇親行事を中止させたとして、大阪府警は17日、会所属の行政書士、石塚洋容疑者(52)=大阪市中央区=を威力業務妨害の疑いで逮捕したと明らかにした。「怪文書を出したことは間違いない」と話しているという。
逮捕容疑は府行政書士会が予定していたボウリング大会の会場に2024年9月上旬、カッターナイフの替え刃(長さ10センチ、幅1・5センチ)2枚や大会の安全は保証できないという内容の文書を郵送し、大会を中止させたとしている。
替え刃や文書は静岡県内のポストで投函(とうかん)されていた。投函時期の前後に容疑者の自家用車が静岡―大阪間を走行していたことなどから関与が浮上。16日に逮捕した。
府警捜査1課によると、容疑者は21年春に行われた組織内の会長選で、敗れた候補を熱烈に支持していたという。これ以降、会や所属会員の下に「関西憂国の十士」を名乗る人物から嫌がらせの文書が約50通届いており、府警は容疑者が送った可能性もあるとみて調べる。【林みづき】
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 THE MAINICHI NEWSPAPERS. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。