「頭の模様が無かったら白猫ちゃんだったのに残念だったね、と言われたことがある。
何も残念なことなんてないよ。
このひとりひとり違う茶色い模様こそが可愛いのだから。」
愛猫の模様について「残念」と言われたことがあると、飼い主の「菅田ホタテ」さん(@sudahotate)がXに投稿。驚きとともに共感のコメントがたくさん寄せられるなど話題になりました。
「こんな可愛い模様を残念だって?チャームポイントも理解出来ないなんて…」
「うちのコは首のうしろの模様が切れているので、年配の方に首切り猫だ 縁起が悪いと言われました。まったく意味わからないです。この子と暮らしてから良いことしかないです。どんな模様でも個性ですよね。みーんなかわいい」
「本当に!!残念って言われる猫ちゃんなんてひとりもいないんですけ!!それを知らないことの方が残念だなぁ!!」
「残念とは...?ちょっと何を言っているのか⋯?猫様の模様に良いも悪いもなくて全猫様の模様が正解でそれが全てで、と言うかこの世に猫様が存在してくれている事にまず感謝しかないのですが違うのか...?あれ?」
「こんな可愛い模様を残念だって?チャームポイントも理解出来ないなんて…」
「こんな可愛いハチワレちゃんなのに!!猫ちゃんはどんな柄でも唯一無二の可愛いさですよね」
数カ月前に自宅に遊びにきた知人が、愛猫に話しかけた言葉だった
模様を「残念」と言われた猫は、茶白の菅田くん。4歳の男の子です。飼い主さんによると、数カ月前に知人が自宅に遊びにきたときのこと。その知人が菅田くんに対して「頭の模様がなかったら白猫ちゃんだったのに残念だったね」などと話しかけていたのを聞いてしまったといいます。
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「そんなことを考えたこともなかったので、ビックリして言葉を失ってしまい何も言えなかったです。『残念』という言葉に含まれる意図を考え、『白猫が好きなのかな』『他の毛色の猫に対して否定的な感情を持っているのかもしれない』など、思いを巡らせました。悪気なく発した言葉だったと思いますが、いずれにしても価値観が違いすぎると思いましたし、言葉を選ぶことは大切ですので、非常に残念に思いました」
飼い主「毛柄や模様はその子の素敵な個性…優劣じゃない」
知人がどんな意図を持って、模様の指摘をしたのかどうか…いまだに理解できないという飼い主さん。「価値観の違い」を目の当たりにして、こう思ったそうです。
「まず第一に、毛柄や模様に関係なく、猫ちゃんは存在自体が愛らしく、どの子も唯一無二の尊い存在だと思っています。また、毛柄や模様はその子の素敵な個性だと思いますし、そこに優劣など考えたこともありません。そして論点はズレますが、猫ちゃんの可愛さは外見だけでなく、性格や声や仕草も魅力です。特に菅田は、私がその性格にほれ込んでお迎えを決めた子でしたので、知人にはそういったところに着目して欲しかったです」
飼い主さんがほれ込んだという菅田くん。沖縄の猫カフェからやって来ました。保護猫ちゃんのお迎えを検討していたところ、猫カフェのSNSを通じて菅田くんを知り、写真や動画から感じる魅力やお茶目さ、明るさ、優しさ、性格の良さなどにビビッときてお迎えすることになったそうです。
飼い主さんは、菅田くんについて「優しさの塊、正義感にあふれた子です。他の猫とも人間ともすぐ仲良くなる根アカな性格。とにかく好き嫌いがなく、どんなおもちゃでもよく遊び、何でもよく食べます」と話してくれました。
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また飼い主さんのおうちには、菅田くんのほか、ソマリの女の子ホタテちゃん(7歳)もいます。
(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)