お笑いコンビ・サンドウィッチマン(伊達みきお・富澤たけし)が、『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』(3月7日公開)にゲスト声優として参加していることが明らかになった。25日にテレビ朝日系で放送された自身の冠番組『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』内で発表された。
【画像】サンドウィッチマンの2人が演じるキャラクターカット
番組内ではスペシャルゲストとしてスタジオにドラえもんが登場し、「僕たち、“サンドラウィッチマン”です!」とまさかのトリオ漫才を始め、“おすすめの映画”をテーマにした漫才を繰り広げた。
そして、ドラえもんから「今回の映画はサンドウィッチマンさんも声優として参加してくれたんだよね、富澤さん!」と振られ、「ちょっと何言ってるか分からない」と富澤がおなじみのギャグで返すひと幕も。伊達は本作の舞台である絵の中の世界・アートリア公国の王、富澤はドラえもんとのび太たちのいる現代で発見された謎の絵画について解説する評論家を演じることが明らかになった。
2007年に「M-1グランプリ」で優勝して以降、テレビやラジオをはじめ、さまざまなレギュラー番組に出演し、見ない日はないほど人気の2人が、満を持して『映画ドラえもん』シリーズ初参加となる。
伊達は「初めて観た映画が『ドラえもん のび太の恐竜』(1980年)でしたので、ずっと観てきたシリーズに携われるなんて夢かと思いましたし、とてもうれしかったです」。富澤も「お話をいただいたときは、ドラえもん役がきたのかと驚きました。僕たちの世代で最初に観る映画は『ドラえもん のび太の恐竜』だと思います! 参加できてうれしかったです」とコメント。
漫才ではさまざまな役を演じてきた2人だが、声の演技には苦戦した様子。伊達は「自宅で練習してから収録に臨みましたが、“あ”とか“お”とか、台本には書いていない声の演技が想像以上に多く、6時間以上かかってしまいました。また、収録後に一から聞いてみたら、最初と最後で全然違うキャラクターの声になっていたので再度録り直すことになり、同じ声をずっと出し続けることはむずかしいなと思いました。のび太のパパ役の松本保典さんが一生懸命教えてくださったので、助かりましたね。声優のお仕事は過去に少しだけ挑戦させていただきましたが、本当に大変なお仕事。観ている方々に“伊達の声だ”と雑念が入らないよう演じたつもりです。難しかったですが、とても楽しかったです」。
富澤も「評論家の役は、短いシーンの中にも感情の起伏があり、演じるのは難しかったですが、伊達の収録時間を聞いたら、僕は相当早く終わったのだなと思いました。アフレコは、どうしても絵の動きに合わせることに一生懸命になってしまいましたが、キャラクターの表情に合わせて感情の演じ分けをしなければいけないことを教えてもらい、とても勉強になりました。僕も伊達と同じで、富澤をあまり感じさせたくなかったので少し声色を変えてみました」と、アフレコ時を振り返っている。
本作は、絵に描かれた壮大な中世ヨーロッパの世界が舞台の物語。ドラえもんたちが“絵の世界”に飛び込み、絵の中で出会った仲間たちとともに、幻の宝石をめぐり強大な敵に立ち向かう完全オリジナルストーリーとなっている。サンドウィッチマンの2人が演じたキャラクターが物語にどのように関わってくるのか、注目だ。