第一生命保険は30日、「サラっと一句!わたしの川柳コンクール(サラ川)」の優秀作品100句を発表した。「面くらう 米の高値に 麺喰らう」「ワンコイン グルメランチが 懐かしい」など、昨年夏から秋にかけてのコメ不足や長引く物価高への苦労を詠んだ句が多数選ばれた。
20年ぶりの新紙幣発行には、「キャッシュレス 影薄くなる 偉人たち」と現金に触れる機会が減りつつある時代の変化を映した。「AIの 使い方聞く AIに」は、技術の進歩に四苦八苦する様子が浮かぶ。
「大谷の 二冠祝って あと二缶」など、米大リーグ史上初のシーズン「50本塁打・50盗塁」を達成した大谷翔平選手の活躍を詠んだ句も多かった。世間を驚かせた結婚発表は「なぜだろう 大谷結婚 妻が許可」と、公私にわたる注目度の高さが表れた。
第一生命は昨年9〜10月に作品を募集し、5万2255句の中から100句を選んだ。今年3月18日までホームページなどで投票を受け付け、5月下旬に上位10句を発表する。
東京都内のスーパーのコメ売り場に掲示された購入制限を知らせる張り紙(資料写真)