東大阪の切断遺体、衣服身に着けず　殺害の可能性、身元特定急ぐ

　東大阪市の山中で切断された男性の遺体が見つかった事件で、発見された遺体は衣服を身に着けていなかったことが捜査関係者への取材で判明した。大阪府警は男性が何者かに殺害された可能性もあるとみて捜査している。

　遺体は25日に東大阪市山手町の山中で行方不明者の捜索をしていた警察官が発見した。胴体から頭部や両腕、両脚が切り離されており、半径30メートルの範囲内で胴体などが相次いで見つかった。捜査関係者によると発見時、胴体などは衣服を身に着けておらず、裸の状態だったという。

　遺体の男性は40代から50代前半で、身長135〜145センチ。昨年12月下旬に死亡したとみられ、府警は男性が死亡後に切断されたとみてDNA型鑑定などで身元の特定を急いでいる。【林みづき、斉藤朋恵】