東京ディズニーランド(千葉県浦安市)などを運営するオリエンタルランドが30日発表した2024年4〜12月期連結決算は、純利益が前年同期比4.1%減の957億円だった。東京ディズニーシーの新エリア「ファンタジースプリングス」の開業などで増収を確保した一方、開業に伴って人件費などのコストが増えて減益となった。
売上高は8.3%増の5051億円と4〜12月期として過去最高を更新した。本業のもうけを示す営業利益は4.7%減の1349億円だった。
入園者数は前年並みにとどまった。ファンタジースプリングス開業の効果や訪日客の好調が押し上げ要因となった半面、猛暑により夏場の来園者数が失速したことが響いた。客単価は、有料の優先入場券や高価格帯のチケットの販売増で前年を上回った。ホテル事業も増収増益を確保した。