サードウェーブは1月30日、新型GPU「RTX 5090」を搭載したデスクトップPCを2モデル発売した。いずれも「GALLERIA」ブランドで、ゲーミングモデルとして「UE9C-R59」(最小設定で109万9980円)を、クリエイターモデルとして、UE9C-R59のケースファンをオーストリアNoctua製のものに変えた「UE9C-R59-C」(同112万9980円)を販売する。
UE9C-R59は、最小設定の場合でCPUにIntel Core Ultra 9 285K、メモリを64GB、ストレージに2TBのSSD、OSにWindows 11 Homeを搭載。UE9C-R59-Cもスペックやインタフェースの数は同様で、ケースファンが異なる。いずれもBTOが可能で、メモリの増設などをオーダーした場合はその分価格が上乗せされる。
同社の通販サイト「ドスパラ」を確認したところ、両製品は31日午後5時10分時点で在庫切れとなっていた。
両モデルが搭載するRTX 5090をはじめとした「RTX 50」シリーズは、ゲーミング性能やAI処理性能の向上などをうたう、個人向けGPUの新モデル。米国ではRTX 5080が999ドル、5090が1999ドル、日本での販売価格は順に19万8800円、39万3800円で、発表当初から円安などによる割高感が話題になっていた。
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RTX 50シリーズや、それを搭載したグラフィックボードについては、30日の発売と、それに先駆けた抽選で争奪戦が起こっている。例えばPCショップ「パソコン工房」を運営するユニットコム(大阪府大阪市)は、秋葉原の店舗で実施した抽選会を一部中止に。「顧客がフェンスを乗り越えて隣地の幼稚園に侵入されるなど、抽選を中止せざるを得ない状況となった」(同社)という。その影響か、店舗での販売・抽選を取りやめ、オンラインでの実施に切り替えるPCショップが相次いだ。
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