阪神タイガースは3日、元監督・吉田義男さん(※吉=土の下に口)が同日亡くなったと、公式サイトを通じて発表した。91歳だった。
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吉田さんは、現役時代に阪神の内野手として「牛若丸」と呼ばれる活躍を見せ、引退後は3度監督を務めた。1985年に日本一となった。ファンからは「よっさん」のほか、フランス代表の監督を務めたことから「ムッシュ」の愛称でも親しまれた。
阪神球団は「当球団OBの吉田義男氏が、2月3日(月)にお亡くなりになりましたのでお知らせいたします」と発表した。あわせて、粟井一夫社長、藤川球児監督がコメントを寄せた。
■粟井一夫社長 コメント
この度は突然のことで、大変驚いております。心よりお悔やみ申し上げます。昨年もお元気な姿を拝見しておりましたので、信じ難いというのが正直な気持ちです。現役時代は、華麗な守備で『牛若丸』と称され、監督としても日本一に導かれるなど、多くの功績を残し、現在も『23番』の背番号は当球団の永久欠番となっております。また、退団後も球団関係行事へ献身的にご参加いただくなど、長きにわたって球団の発展へ貢献いただいたことに対し、あらためて感謝の意を表するとともに、これまでのご功績に敬意を表し、心よりご冥福をお祈りいたします。
■藤川球児監督 コメント
突然の訃報に驚いています。偉大な大先輩であり、またお元気な姿で再会して叱咤激励いただけるつもりでいましたので、残念でなりません。素晴らしい先輩方が作り上げた伝統を、私たちが責任を持って受け継ぎ、また次の世代に繋いでいきたいと思いますし、天国の吉田さんに良い報告ができるように、目の前のことに全力を尽くしてシーズンを戦っていきます。故人のご冥福を心よりお祈りいたします。