カフェで見かけた女性従業員宅に侵入、物色した疑い　会社員を再逮捕

　カフェで見かけた女性従業員の部屋に侵入して下着などを盗もうとしたとして、警視庁戸塚署は19日、東京都足立区の会社員、宮原亮太容疑者（34）を窃盗未遂容疑などで再逮捕したと発表した。

　宮原容疑者はJR高田馬場駅（東京都新宿区）にあるカフェの事務所に侵入。被害に遭った女性従業員の荷物を物色して住所を確認し、鍵に記載された番号を基に合鍵を作って自宅に侵入していたという。別の女性宅のものとみられる合鍵を5本所持しており、同様の手口で複数の女性宅に侵入していた疑いがある。

　再逮捕容疑は2024年12月31日午後、新宿区に住む10代の女性従業員宅に侵入し、引き出しなどを物色して下着などを盗もうとしたとしている。「盗み目的ではなく、女性がどんな下着を身につけているのか知りたかった」と容疑を一部否認しているという。

　警視庁によると、宮原容疑者はこの女性の自宅に10回ほど侵入していたとみられ、「部屋がきれいで日が当たるので何度も侵入していた」と供述している。12月31日は2時間ほどとどまり、テレビで歌番組を見るなどしていたとされる。

　警視庁は1月、JR高田馬場駅でカフェの事務所に忍び込んだ建造物侵入容疑などで、宮原容疑者を逮捕していた。【加藤昌平】