マヨネーズ、発売100年=万能ソース、時代のニーズに対応

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2025年03月01日 09:01  時事通信社

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時事通信社

撮影に応じるキユーピーの高宮満社長=28日午後、東京都港区
 マヨネーズが日本で発売されてから3月で100周年。和食、洋食、中華料理に幅広く使える「万能ソース」として、また調理用のバターや油の代わりなど多様な用途で親しまれている。健康志向の高まりなど時代のニーズも捉え、そのラインアップを拡充している。

 日本で初めてマヨネーズを売り出したのは、キユーピー創始者の中島董一郎氏。渡米してマヨネーズを知り、帰国後の1925年、瓶詰めマヨネーズを発売した。「キユーピー人形」のデザインは当初から描かれていた。

 ただ、当時の日本は生野菜を食べる文化がなく、髪形を整えるポマードと間違えられることも。戦争で原料調達が難しくなり、一時製造休止にも追い込まれた。

 58年にポリボトル容器が初登場。64年の東京五輪を契機にサラダを食べる文化も発展し、日本の食卓に浸透していった。90年代にはマヨネーズの愛好家を意味する「マヨラー」という言葉も登場した。

 新たなニーズに対応した商品開発にも取り組む。91年のカロリーを半分に抑えた商品を皮切りに、コレステロールや血圧が高めの人に配慮した商品などを取りそろえた。お酒のつまみに合わせやすい燻製(くんせい)マヨネーズも生まれた。

 高宮満社長は28日の記者会見で、「マヨネーズはいまだ進化の途上。この先の100年に向け、商品を磨き続けたい」と話した。 

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  • 最近はサラダをノンオイル青じそドレッシングで途中まで食べて後からマヨ追加にハマってます。サラダあまり食べなかったのに食べたくて仕方ない(笑)
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