
コロナ禍を経て再び増加傾向にある民泊施設。しかし騒音や清掃の不足など文化の違いによるさまざまなトラブルも多く発生しているようだ。
今、SNS上で大きな注目を集めているのはそんなトラブルの中でも高い割合を占める鍵紛失の改善策。
「これ賢い。民泊は電子キーの方が良いんやけど、キーボックスにするならこれをしよう。ゲストに持って帰られるリスクをなくせる。」とその模様を紹介したのは民泊事業を手がける榊原啓祐さん(@fcouji_fcprince)。
部屋の鍵がおさめられたダイヤル式のキーボックス。ごくごく一般的なものだが、中を開けるキーがチェーンで固定されており、これならうっかり紛失したり持ち帰ってしまうミスが解消できるというわけだ。
|
|
榊原さんに話を聞いた。
ーーこのキーボックスをご覧になった経緯は?
榊原:これはお客様のビルなのですが、そこの民泊施設に撮影に行った際に見かけました。アイデアに驚いたのでSNSで紹介させていただきました。
ーー民泊では鍵のトラブルは多いのでしょうか?
榊原:海外からのゲストがキーをポケットに入れたまま国に帰ってしまって、鍵の受け取りができないということがよくあります。途中で気付いても、それによりスタッフが入れず清掃が遅れ次の清掃に間に合わないということもあります。またゲストがスムーズにチェックインできないと、建物の前に外国人がたむろしてしまっているように見え、近隣の方にご迷惑をかけることにもつながってしまいます。
|
|
ほかキーボックスの開け方がわからない、番号が変わってしまっていたというトラブルもあるので、私としては番号式の電子キーを推奨しています。
ーー反響へのご感想を。
榊原:キーボックスを採用されている民泊関連事業者からは早速取り付けたいというお声が多くありました。フォロワーも500人程増えました。思った以上の反響で驚きでいっぱいなのと同時に、この方法を導入していただくことで多くのトラブルが解消することに繋がれば嬉しいなと思います。
◇ ◇
SNSユーザー達から
|
|
「民泊じゃなくても、鍵の工事不要で後付けでキーレス生活出来そうで良いな。(なお、キーボックス壊して侵入するとかは考えないものとする)」
「最近の民泊これつかってるところ多いですよね。 私も冬に民泊に泊まりに行ったときはこのタイプでした!」
「うっかり鍵を紛失したり、持ち帰ったりの防止にはとても良いのでは?悪意には脆弱というTLも理解できる。 普通に自宅につけたら便利だわ、これ。」
など数々の驚きの声が寄せられた今回の投稿。民泊事業を手がけておられる方はぜひ参考にしていただきたい。
なお今回の話題を提供してくれた榊原さんは大阪民泊運営代行株式会社、大阪民泊清掃代行株式会社などの民泊運営会社に携わると共に、日本一の民泊を決めるコンテスト『BEST OF MINPAKU』を主宰し民泊業界の振興に取り組んでいる。ご興味ある方はぜひホームページをチェックしていただきたい。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)