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高齢者をだまして健康食品を売りつけたとして、愛知県警豊橋署は5日、札幌市中央区の通販会社「nitens(ニテンス)」社長、西原巧真容疑者(36)=札幌市西区西町南10=ら2人を特定商取引法違反容疑で逮捕した。「営業利益をあげるため、判断能力が希薄な高齢者を勧誘した」などと容疑を認めているという。
逮捕容疑は2023年12月〜24年12月、愛知県大口町の男性(83)方に健康食品の勧誘の電話を11回かけ、「1回限りの販売。今回が最後」などとうそをついて売買契約を結んだ上、契約解除について書かれていない書面を交付したとしている。男性は複数回にわたり、サプリメント11袋(約14万円)とフルーツ青汁6箱(約8万円)を購入していた。
県警に24年4月、別の高齢者の家族から「サプリが送られてきたが『覚えていない』と言っている」と相談があり発覚した。
同署によると、同社は24年12月までの約2年間で4700件以上の売買契約を結んでおり、6000万円以上の売り上げがあった。同署は認知機能が低下した高齢者を狙って健康食品を販売していたとみて調べている。【田中理知】
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