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日産自動車は3月11日、内田誠社長が3月末で退任し、4月1日付で現チーフプランニングオフィサーのイヴァン・エスピノーサ氏が新社長に就任すると発表。夕方に実施した記者会見で内田社長は、経営再建の道半ばで退任することについて「忸怩たる思い」と話した。
退任の背景について内田社長は、最近はステークホルダーなどに加え、従業員からも経営責任を問う声が出てきたと説明。「最優先事項は日産を現在の難局から脱却させ、成長軌道に戻すこと。(社長交代は)会社にとって最善と判断した」としている。
新社長に就任するエスピノーサ氏は、「この会社に安定と成長を取り戻したい」と意気込みを語った。ただし、質疑応答でホンダとの今後の関係について問われるとコメントを避けた。
エスピノーサ氏は、2003年にメキシコ日産自動車に入社。18年に執行役員となり、グローバル商品戦略や商品企画などを担当してきた。内田社長はエスピノーサ氏を自分以上のクルマ好きと紹介し「日産の商品や強みについては私より熟知している。日産のクルマをマーケットで差別化する上で素晴らしいリーダーシップを発揮してくれるだろう」と話している。
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