アメリカ・トランプ大統領がカナダのオンタリオ州による輸出電力値上げへの対抗措置を表明したことを受け、オンタリオ州のフォード首相は「我々は引き下がらない」と強調しました。
カナダ・オンタリオ州のフォード首相は10日、トランプ大統領が発動したカナダに対する関税への対抗措置として、アメリカのニューヨーク州などへ輸出する電力料金を25％値上げしました。
これに対しトランプ大統領は11日、カナダから輸入する鉄鋼とアルミニウムについて関税を25％上乗せし、50％とするよう指示したと明らかにしました。
フォード首相はこれを受ける形で、SNSで「トランプ大統領の関税（政策）は混乱を引き起こし、市場は暴落している」と批判。
さらに、「彼は関税を撤廃し、公正な貿易協定を交渉するテーブルに着くべきだ。それまで、我々は引き下がらない」と投稿していて、報復合戦の決着は見えない状況となっています。
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