限定公開( 6 )
東京都港区のIT系上場企業「株式会社SHIFT」が12日、公式Xを更新。
お笑い芸人、絵本作家、実業家などマルチに活動するキングコングの西野亮廣(44)に対する不適切投稿を行った同社従業員の行動を謝罪した。
西野はダウンタウン浜田雅功の体調不良による活動一時休止発表を受け「浜ちゃんの『フレンドシップ』を聴いて、泣きそうになってる。自分は、こんなにもダウンタウンが好きだったんだな。また、お二人に会いたい。絶対に会いたい」と投稿。西野と浜田、松本人志のスリーショットを公開した。
その投稿を引用した同社従業員が「尼崎出身、ダウンタウンは地元の星 西野は大阪の平日ガラ空きの映画館で、3つの席を陣取って、スター気取りでフォレストガンプを寝転んで見てた笑 大阪人の青春時代は、皆ダウンタウンの真似して横柄でした、ありがとうございました!」と絡んできた。同社従業員のXアカウント名には社名が含まれていた。
西野は当該投稿を引用し「こういう作り話でネガキャンされることが、本当によくあるのですが… 僕は映画館でこんなことをしたことはありませんし、そもそも『フォレスト・ガンプ』は僕が中学生の時に公開された作品なので、映画館で観ていません。公開当時は『キングコング西野』でもありません」と事実関係を正した。続けて「そして、ダウンタウンさんは決して『横柄』ではありません」とつづっていた。
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同社は西野の注意喚起投稿を引用し「この度は、弊社所属の従業員による軽率な行動により、非常にご不快な思いをおかけし、誠に申し訳ございませんでした」と謝罪した。続けて「当該投稿について、本人より経緯を確認いたしました。従業員の行動を十分に管理できていなかったことを反省すると同時に、西野様からのご指摘事項を深く受け止めております」と記述。
そして「弊社としても、誹謗中傷というあってはならない思考、言動の改善について、本人へ促したうえで、本日午前中に処分を決定し、対応いたします。上場企業として、すべての従業員への早急かつ徹底した再教育を実施し、二度と同様の事象を起こさぬよう、倫理感をもった情報発信につとめてまいります。改めて、西野様、関係各位の皆様に謝罪申し上げます。大変申し訳ございませんでした」と投稿した。
その後、同社は自社サイトを更新。「弊社従業員の不適切な行為についてのお詫びとお知らせ」と題した声明を発表した。
「この度、弊社従業員が、個人で開設したSNSアカウントにおいて他者に対する不適切な投稿を行ったことが判明しました。対象者様及び、関係者の皆様にはご不快な思いをさせてしまいましたことを、心より深くお詫び申し上げます。今後このようなことを二度と発生させないよう、すべての従業員への教育を徹底するなど、全社をあげて再発防止及び信頼回復に努めてまいります」と伝えた。
そして「経緯と原因」については「2025年3日11日、弊社従業員が対象者様のX(旧Twitter)のアカウントへ不適切な投稿を行っていたという事実が判明しました。弊社では、かねてからSNSの利用に関する研修等を行うと同時に、コンプライアンス教育及びSNSガイドラインの周知等、全従業員の言動に対する指導を実施してきましたが、それが十分に浸透していなかったことが、この度の要因であると捉えております。このことから当該従業員は、投稿に対する関係者の心情を顧みない軽率な書き込みをSNSに投稿するという不適切な行為に及んでしまいました」と記述。
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今後の対応については「このような事態を受けて、当該従業員に対して以下の対応を実施します。(1)コンプライアンスに反するSNSへの書き込みの禁止 (2)SNSガイドラインの周知、再徹底 (3)コンプライアンス及びSNSリテラシーに対する再教育実施」とした。
処分については「なお、当該従業員に対する懲戒処分についても速やかに検討・対応いたします。さらに、再発防止策については、社内規則の再整備、全従業員に対する徹底的な教育を実施してまいります」とした上で「改めまして、対象者様及び、関係者の皆様に多大なるご心配・ご迷惑をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げます」と締めくくった。
同社従業員は情報経営イノベーション専門職大学の客員准教授も務めていた。この日、同大学の学長・中村伊知哉氏が契約解除を発表。従業員のアカウントは当該投稿を削除済みで、現在非公開となっている。
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