競泳女子日本代表の池江璃花子(24=横浜ゴム)が過去と未来を語った。25日、都内で取材に応じ、50メートル、100メートルバタフライで世界選手権(7月、シンガポール)代表入りを決めた23日閉幕の日本選手権を振り返り、結婚観も明かした。
過去の感情が戻ってきた。「ワクワクする気持ちが強くて。2018年ぶりくらいの感覚」で臨んだ大会だった。今季注力する50メートルは25秒41で優勝。19年の白血病発覚前とは「比べたくない」と前置きしつつ「ここまで伸びてくると、過去の自分に思うことがすごくある」と明かした。国内では4連覇も、世界選手権では頂点に立てていない。「メダルを取っておきたかった。病気の前なら取れたはず」と吐露。「過去のことを後悔したくない。今やれることを全力でやりたい。世界に一番近い50メートルで結果を出したい」と誓った。
未来へ湧き上がる思いもある。14歳の女子代表初選出から10年。4番目の年長になった。「早く結婚して子どもが欲しいと思うこともある。同世代で結婚するのはきっと最後の方だなと考えたりする」と笑顔を見せた。「水泳への思い入れは今が一番。本気で28年(ロサンゼルス五輪)まで戦うと決めた。最後は笑顔で楽しかったと思える3年間にしたい」。現在は競技に専念し、歩みを進める。【飯岡大暉】
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