<フィギュアスケート:世界選手権>◇26日(日本時間27日)◇米ボストン◇女子ショートプログラム(SP)
【ボストン=松本航、藤塚大輔】2年連続出場の千葉百音(19=木下アカデミー)は、73・44点で日本勢トップの2位発進となった。
冒頭のルッツ−トーループの連続3回転を決めると、ダブルアクセル(2回転半)、演技後半の3回転フリップでも高い加点を引き出した。公認大会では今季自己最高得点で、首位のアリサ・リュウ(米国)には1・14点差と肉薄。「今シーズンの中で一番楽しめたラストダンスでした。もう3(回転)−3降りた後からずっと楽しかったです」と笑みがこぼれた。
テーマの「楽しむ」を全身で体現した。昨季の世界選手権ではジャンプのミスでSP13位と出遅れ、「知らないうちに去年のルッツのパンクが結構トラウマになってんだなって」。この日は最後まで笑顔で滑りきり、「今日は演技中にプレッシャーを感じずに、ずっとハイテンションのまま演技できた」と、悪いイメージを払拭(ふっしょく)してみせた。
3位はイザボー・レビト(米国)で73・33点。3年ぶり4度目の出場の樋口新葉(ノエビア)は72・10点で4位となり、女子で66年ぶりの4連覇がかかる坂本花織は71・03点で5位発進だった。
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フリーは28日(同29日)に行われる。
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