2025年日本国際博覧会 大阪・関西万博 公式ガイドブック』 3月19日に発売された『2025年日本国際博覧会 大阪・関西万博 公式ガイドブック』(JTBパブリッシング刊)に複数の誤りが見つかり、謝罪の事態となり、物議を呼んでいる。
【写真】完成品ではなく、制作途中で掲載 万博「公式ガイド」イラスト提供者が訴え JTBパブリッシングは、同社サイトに21日付で「掲載内容に関するお詫びと訂正」を掲出。「謹んでお詫び申し上げます。誠にお手数ではございますが、下記に訂正のうえ、ご利用くださいますようお願い申し上げます」と伝えた。
該当箇所は、「大判付録裏(パビリオン一覧、国連部分)」「P146(エンパワーリングゾーン公式参加者、国連部分)」の国連連合旗と、「P97 イスラエル国」「P109 パレスチナ」の表記。
さらに、絵本作家の青山邦彦氏は、27日までに自身のXを通じて「前代未聞な事が起きました!」と明らかにした。「未来の都市」のイラストを手がけたというが、制作途中のものが掲載されたという。
「『大阪・関西万博 公式ガイドブック』で未来都市のイラストを描きましたが、完成品ではなく、制作途中でレイアウト検討のために必要と言われスマホで撮って編集部に送ったものがそのまま載ってました!こんな事30年描いてきて初めてです!」とし、正しいイラストと共に掲載。
編集部に知らせたとし「善処して下さる事を切望します!」と呼びかけ、「いろいろ不手際を言われてきた大阪万博ですが、まさか自分にも降り掛かるとは思ってもみませんでした。かなり力を込めて描いただけにとても残念です。善処の暁に私が描いた未来都市をお楽しみ頂けますこと、切に願っております」とつづっている。これに対して多数のコメントが寄せられ、波紋が広がっている。