第三者委員会委員長・竹内朗氏(C)モデルプレス【モデルプレス=2025/03/31】フジテレビは3月31日、東京・お台場の同局で第三者委員会による調査報告会見を実施し、第三者委員会の委員長の竹内朗氏、委員の五味祐子氏、山口利昭氏が出席。中居正広氏とのヒアリングについて言及した。
【写真】深夜2時半まで続いたフジ会見 怒号飛び交う◆フジ第三者委員会、中居正広氏のヒアリングについて言及
第三者委員会は、女性Aが中居氏によって性暴力による重大な人権侵害の被害を受けたと認定した上で「本事案がCX(株式会社フジテレビジョン)の『業務の延長線上』で発生したと考える」と報告。また、報告書によると「中居氏及び女性Aに対し、双方の代理人弁護士を通じて、当委員会のヒアリングに応じてもらえるよう依頼し、双方がお互いに示談契約における守秘義務を解除することにより、当委員会の調査に対して支障なく協力してもらえるよう依頼した」というが、「女性A側は、当委員会に対する守秘義務の全面解除に応じる旨回答した」という一方、「中居氏側は、守秘義務の範囲内の事項についてはヒアリングに応じないとし、当委員会に対して女性Aの守秘義務を解除しない旨を回答した」と拒否されたと説明した。
質疑応答では、中居氏との具体的なヒアリング回数や時間について質問が上がり、竹内氏は実施回数は差し控えるとしたものの「真摯なご協力をいただいたと思っております」とコメント。なおヒアリング時間は「数時間」だと説明した。
◆フジテレビ、1月に第三者委員会設置
中居氏は1月9日、女性とのトラブルをめぐって声明文を発表し、示談が成立したと報告。このトラブルにフジテレビ社員が関与していたと報じられ、港浩一社長が同月17日に出席者を限定し、緊急記者会見を実施。調査委員会の設置や当事者女性への当時の対応などを発表していた。その後、同月27日にオープンな形で再度会見を開き、記者約400人が殺到。会見時間は10時間半に及んだ。第三者委員会は、1月23日にFMH(フジ・メディア・ホールディングス)、及びフジテレビジョンにより設置された。(modelpress編集部)
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