フジ社員B氏はメール325件を削除 中居氏要請の削除分もデジタルフォレンジック調査で判明

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2025年04月01日 18:04  日刊スポーツ

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フジテレビ

中居正広氏の女性トラブルに端を発した一連の問題を受け31日に公表された第三者委員会の調査報告書で、フジテレビ社員「B氏」がショートメールチャットデータ325件を削除していたことが明らかになった。中居氏から要請を受けて削除されたデータもあったが、デジタルフォレンジック調査で保全されたという。


報告書によると同委員会は、パソコンや携帯電話などを解析するデジタルフォレンジック専門業者の株式会社foxcaleを起用して、デジタルフォレンジック調査を実施した。調査対象者のパソコンやスマートフォン、同意のもとで個人利用のスマートフォンなどのデータも保全した。


一連の調査の中で「電子データの削除痕跡に係る調査」も行われた。報告書では「当員会の調査の過程において、調査対象者の一部から本件調査に際して電子データの一部を意図的に削除したとの供述が得られた。そのため、foxcaleは、削除が疑われる電子データについて、削除痕跡の有無に係る調査を行った」と記された。


調査対象は「モバイルデバイス内の電子データのうち、中居氏が主にコミュニケーションツールとして利用していたとされるショートメール、社内及び社外とのコミュニケーションのツールとして多用されている個人利用のLINE及び社内におけるコミュニケーションツールとして多用されているMicrosoft Teamsについて、抽出したチャットデータの削除痕跡」。具体的には「モバイルデバイスから保全されたチャットデータのうち、削除されたショートメールデータ及びLINEデータについては、全てのチャットデータの復元を試み、復元されたチャットデータはレビュー対象とした」と説明された。


「ただし、一部のLINEデータは完全には復元できず、可読性のないチャットも存在した」とも添え、「削除されたMicrosoft Teamsデータについては、Microsoft Purviewからの保全時に削除データも含めて保全しているため、データの削除が本件調査からの隠蔽(いんぺい)の意図をもって削除されたか否かについて検討した」と補足している。


調査の結果、ショートメールチャットデータが437件、LINEチャットデータが86件、Microsoft Teamsチャットデータが1427件の計1950件の電子データが削除されていたという。


さらに、「foxcaleによる削除データの調査の結果、特にB氏は、2022年5月9日から2025年1月10日までに、有力出演者タレントU氏、中居氏、K弁護士との間でやりとりしたショートメールチャットデータ325件を2025年1月9日から2025年2月1日にかけて削除していることが認められた」と明かされた。


問題のポイントの1つであった、週刊文春などで「編成幹部A氏」などと表現された、トラブルに関わっていたとされる社員について、報告書内では「B氏」と記された。


報告書では「本件は、CX(フジテレビ)の社員である女性アナウンサー(女性A)が、同社の番組に出演している有名男性タレント(中居氏)から性暴力による重大な人権侵害の被害を受け、CXは女性Aから被害申告がなされたにもかかわらず適切な対応をとらず、漫然と中居氏の番組出演を継続された事案である」と表現。「女性Aは、業務復帰を希望していたが、断念して退職せざるを得なかった」と記された。


報告書内によると、女性Aが入院していた23年7月13日、中居氏からB氏へショートメールで「B。また、連絡があり、接触障害(ママ・摂食障害と思われる)と鬱で入院。やりたい仕事もできず、給料も減り、お金も無くあの日を悔やむばかりと。見たら削除して。」「どうしよか。」と連絡があり、B氏から中居氏に「なかなかですね、、私から無邪気なLINEしてみましょうか??」と返信した。「B氏は中居氏の要請に基づき、同ショートメールをUI(ユーザーインターフェース)上は削除していたが、携帯電話内にデータが残っていたため、当委員会のフォレンジック調査により保全した」と記されている。

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