「美しすぎるバレー選手」滝沢ななえさん「こんな日が来るなんてね」教科書掲載を報告

元女子バレーボール選手の滝沢ななえさん（37）が8日までに自身のインスタグラムを更新。教科書に掲載されたことを報告した。

17年にテレビ番組で同性愛者であることを公表した滝沢さんは「こんな日が来るなんてね。令和七年。中学三年生の『道徳』の教科書に載せてもらいました。子どものうちからセクシャルマイノリティの情報に少しでも触れる機会を作ってもらえたことは当事者として感謝でしかないです。ありがとうございます」などとつづった。

カミングアウトに際しての覚悟を記し、「人間という生き物は多数だと安心する生き物。皆んな同じが安心する。でも我々セクシャルマイノリティの人は少数派。少数派だとしたって滝沢さんもそうなんだ…！自分もこんなこのままの自分で良いんだ。なんて誰かの何かになれたらなと思ってカミングアウトしたなぁ」と当時を振り返った。

現在はややその思いに変化があるといい「滝沢のインスタを見てくれている人やリアルで関わってくれている異性愛者（マジョリティ）の方にセクシャルマイノリティの人って意外と自分の近くにもいるのかもしれないってそんなことを頭の片隅にでも入れておいてもらえるようになれば良いなっと思って発信しています」と思いを明かした。

そして「十人十色なのでセクシャルマイノリティに対する感じ方や考え方は人それぞれ。どうしたって受け入れられない人がいるのもそれもまた正解だと思っているし世の中に『受け入れてくれ！　認めてくれ！』なんて滝沢は思わないのです。ただただ思っているより近くに。家族や友人、仲間の中にもセクシャルマイノリティの人がいてもしカミングアウトされたらどうするか？なんて考えるきっかけになれば良いなと思っています」と続けた。

最後に「先進国で同性同士で婚姻ができないのは日本だけ。それでもこうして子どもの教育現場に取り上げてもらえたり進んできているとは思います。本当にありがとうございました」と結んだ。

滝沢さんは現役時代「美しすぎるバレー選手」として人気を集めた。現在はフィットネストレーナーとしても活躍している。