メーガン妃、パパラッチ対策に車列４台も…観客気づかず「過剰」と物議「まったく異常で大げさ」

英国のヘンリー王子（40）の妻メーガン妃（43）が11日、米ニューヨークでブロードウェイミュージカル「ジプシー」を観劇に出かけた際に、パパラッチ対策として無記名の警察車両1台を含む4台の車列で会場入りして「過剰」だと批判を浴びている。報道によると、英国に帰国したヘンリー王子がウクライナを電撃訪問する中、妃はニューヨークで友人と食事をした後、劇場を訪れ、夜遊びを楽しんでいたという。

その際、妃は元シークレットサービスのエージェントを私設警備員として雇い、諜報（ちょうほう）部員2人が乗車したニューヨーク市警察所属の無記名パトカーと3台のSUVで移動。妃はSUVの1台に乗り、残り2台は運転手以外は空の車両で、パパラッチから身を守るためのおとりに使われた可能性があるという。

そんな物々しい警備で会場入りした妃だったが、一部の観客はまったく妃の存在に気づいておらず、「まったく異常で、大げさ」と非難され、物議を醸している。

パパラッチの情報筋によると、歌手テイラー・スウィフトは普段の移動で自身が乗る車とチームが乗る警備車両の2台を用意しているが、「どこかに出かける際には、現場に別の車を用意し、チームもすでにそこにいるが、2台は一緒に移動しない」と説明。さらに、ビヨンセやリアーナら一流セレブたちですら、家族と一緒でない限りは1台の車で移動し、家族と一緒の場合は2台に増車するものの「誰も警察の警護はつけない」と述べている。

そのため、妃の行動は「手に負えないほど行き過ぎで、市が費用を負担しているなんてばかげている」と非難している。

メーガン妃とヘンリー王子は2023年5月に、ニューヨークで行われたイベントに出席した際に妃の母親と共に乗車した車がパパラッチに執拗（しつよう）に追跡され、他の車や歩行者、ニューヨーク市警察の警察官らを巻き込むあわや大事故寸前のカーチェイスに発展したことがある。（ロサンゼルス＝千歳香奈子通信員）