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実際にはパスポートを所持しているタイ国籍の女性を、神奈川県警伊勢佐木署が入管難民法違反(旅券不携帯)容疑で誤って逮捕していたことが、捜査関係者への取材で判明した。所持品の生理用ナプキンの中にパスポートがあったのを見逃したという。女性はオーバーステイ(超過滞在)の状態だったとみられ、同法の不法残留に容疑を切り替えて捜査している。
捜査関係者によると署員らは28日夜ごろ、女性がパスポートを持っていなかったとして、旅券不携帯の容疑で現行犯逮捕した。現場の身体検査では生理用ナプキンの中にパスポートがあるのを確認できず、逮捕後に改めて検査をしたところ、パスポートが見つかったという。
伊勢佐木署はいったん女性を釈放。入管当局に照会し、オーバーステイの疑いが強まったとして同法違反(不法残留)の容疑で逮捕した。
県警は「身体検査を含めて捜査を尽くした。現時点では適切な捜査だったと考えている」としている。【横見知佳】
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