佐々木朗希 ついにメジャー初勝利!3時間遅延も5回3失点 ベンチで笑みこぼれる ド軍は今季2度目の7連勝 貯金今季最多「13」

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2025年05月04日 14:36  TBS NEWS DIG

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■MLB ブレーブス 3−10 ドジャース(日本時間4日、トゥルイスト・パーク)

ドジャース・佐々木朗希(23)は今季7度目の先発に臨み、5回、メジャー最多の98球を投げて3失点の粘投。3時間6分の試合開始遅延という厳しい状況の中、集中力を切らさず、日付が変わった現地時間午前0時20分に降板、中継ぎ陣が踏ん張り、佐々木がついにメジャー初勝利を手にした。

地区首位のドジャースは開幕8連勝以来となる、今季2度目の7連勝。23勝10敗とし、貯金は今季最多を更新する「13」に。

前回4月27日のパイレーツ戦で佐々木は5回2/3、メジャー最多となる93球を投げて、3失点(自責点3)でメジャー初勝利ならず「もう1回振り返って次に生かしたい」と語っていた。

チームは今季ブレーブス戦は4勝無敗と相性の良い相手、しかし、この日は天候が不安定となり、試合開始10分前にはグラウンドにシートが被せられて、試合の遅延が発表された。約50分後には雨が強く降り出した。

雨はなかなか降りやまず、先発予定の佐々木もベンチから顔を出して天候の状態を確認していた。そして、試合開始予定から3時間6分後、現地時間午後10時26分にゲームが開始となった。

NPB時代には経験したことのない遅延、3時間6分待たされた佐々木は1回、1番・A.バーデューゴ(28)をストレートでレフトフライ、続く2番・A.ライリー(28)もストレートで詰まらせたが、ボテボテのサード内野安打。1死一塁で3番・昨季、大谷翔平(30)とホームラン王を競ったM.オズーナ(34)は内角高めのストレートで見逃し三振、さらに5番・S.マーフィー(30)もストレートで見逃し三振、立ち上がりはストレートのコントロールが良く無失点で抑えた。

2回、ドジャースは1死一、三塁から8番・M.コンフォート(32)の内野ゴロの間に1点を奪い、先発の佐々木に先制点をプレゼントした。

得点をもらった佐々木、2回、先頭打者の6番・O.アルビーズ(28)にスライダーをセンター前へ、ここまで佐々木はスプリットを7球投げて全てがボール、キャッチャーのW.スミス(30)も配給の組み立てを変えてきた。1死から8番・E.ホワイト(30)にはスライダーとストレートのみで勝負にいったが、5球目のスライダーをライト線へ運ばれて、タイムリースリーベース、1対1の同点に追いつかれた。

それでも3回、先頭の大谷翔平(30)がブレーブスの先発はS.シュウェレンバック(24)のカーブを捉えて、勝ち越しの8号ソロ、佐々木を援護した。さらにT.ヘルナンデス(32)にもタイムリーが生まれて3対1とリードを広げた。

佐々木は3回、先頭打者の2番・ライリーに1ストライクからここまで決まらなかったスプリットで2球連続ファウルを打たせ、カウントを稼いだ。最後はストレートで見逃し三振、さらに3番・オズーナはスライダーで2者連続三振とスプリットでカウントを稼げるようになり、調子を取り戻してきた。

4回には2死から大谷がヒットで出塁すると、2番・M.ベッツ(32)のツーベースで大谷が一気にホームイン、さらに3番・F.フリーマン(35)がレフト前へタイムリーと“MVPトリオ”が佐々木のメジャー初勝利を大きく後押しする2得点で5対1。この後もドジャース打線は点を重ねて、7対1と6点差をつけた。

しかし、4回、佐々木は先頭打者のアルビーズにストレートを弾き返され、5号ソロを浴びると、1死一塁から9番・N.アレン(26)にはスプリットをレフトへタイムリーツーベースを打たれて7対3と4点差まで詰め寄られた。

80球を越した佐々木は勝ち投手の権利のかかる5回、先頭の4番・オルソンをストレートで詰まらせてレフトフライ、5番・マーフィーもストレートで抑え込みサードハーフライナー、そして、前の打席でホームランを打たれているアルビーズを迎えると、カウント2−2からの5球目で96.6マイル(155.5キロ)をマーク、最後は渾身の力を込め、大きな声を出して96マイル(154キロ)でショートフライ、佐々木は勝ち投手の権利を手にした。

佐々木の勝利に向け、打線は8回にF.フリーマンがダメ押し弾となる6号3ランで10-3と突き放した。

日付が変わった午前0時20分、佐々木からマウンドを受けたA.バンダ(31)が1回1/3を無失点、4月20日にサヨナラ負けを喫し、佐々木の初勝利を消してしまったK.イエーツ(38)が、今度は2/3回を無失点、そして、A.ベシア(29)、L.ガルシア(38)と中継ぎ陣が後押しして佐々木はついにメジャー初勝利を手にした。

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  • おめでとう、下位打線に2点入れられた時は心配したけど援護バッチリで良かったね
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