
■MLB ブルワーズーカブス(日本時間5日、アメリカンファミリー・フィールド)
カブスの今永昇太(31)が敵地でのブルワーズ戦に今季8度目の先発、5回2/3、84球を投げて、被安打4、奪三振4、四死球1、失点2(自責点2)。5回途中まで無失点に抑えていた今永だったが、ベースカバーで左足を痛めて、2試合連続で緊急降板。後続のピッチャーが打たれて今永は2敗目を喫した。
前回登板の4月30日、3勝目を挙げたが、6回途中で両足がけいれんを起こして緊急降板、それでも今回は中4日で先発、相手は同地区3位のブルワーズ。昨季1度対戦し、4回1/3を投げて7失点、敗戦投手となったチーム。
1回、1死から2番・I.コリンズ(27)にレフト前ヒットを許すと、続く3番・W.コントレラス(27)にはセンター前へ、いきなりピンチを迎えた。昨季の対戦でホームランを打たれた4番・C.イェリッチ(33)にはスイーパーを捉えられて大きな当たりを打たれたがライトフライ、そして、5番・R.ホスキンス(32)をスプリットでセンターフライとピンチの場面も落ち着いて無失点に切り抜けた。
今永は見逃しのストライクを奪っても、投げ終わりでセンター方向を向いて大きく息を吐き、自分のボールに納得の行かない表情を見せるシーンも度々見られた。それでも、ブルワーズ打線に対し、3回までに奪った9つアウトの内、三振は2つ、7つがフライアウトと今永らしいフライを打たせて取る投球を見せた。
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今永を援護したいカブス打線はブルワーズ先発のF.ペラルタ(28)を打ち崩せず、調子の上がってきた“3番・DH”で出場の鈴木誠也(30)も3打席連続三振と6回まで無得点。
ここまで無失点の今永は6回、1死一、二塁のピンチを迎えると3番・イェリッチ、スプリットを引っかけさせてファーストゴロ、併殺打を狙って、今永も全力疾走でベースカバーに走ったが、その際に芝に足を取られて、左足を痛めるアクシデント。今永は両手を膝につけて痛みに耐えていたが、C.カウンセル監督(54)とトレーナーと話をして、足を引きずりながら降板となった。
今永の緊急降板で2死一、三塁の場面でマウンドにあがったJ.メリーウェザー(33)だったが、完全な準備不足でいきなりワイルドピッチで失点、さらに連打で4点を失った。今永に2失点(自責点2)が付き、2敗目となった。