北海道・石狩で新生児遺棄　手がかり少なく同型のバッグ画像公開

　北海道石狩市で4月、バッグに入れられた生後間もない男児の遺体が見つかった事件で、道警は8日、遺体が入っていたものと同型のバッグの画像を公開した。道警は死体遺棄事件とみて捜査しているが、手がかりが少ないため情報提供を呼び掛けている。

　道警が公開したバッグは、白色無地のショルダーバッグで、大きさは縦26センチ、横34センチ、幅22センチ。肩掛け用ストラップには黒いプラスチック製のアジャスターが付いている。

　事件は4月13日午後、同市花川南5の5の住宅敷地内で、近くの住人から「血のついたバッグが捨てられている」と110番があり、発覚した。中から胎盤やへその緒がついた男児の遺体が発見された。

　道警の担当者は「『似たバッグを持っている人がいた』など、わずかな情報でも心当たりがあれば連絡してほしい」としている。情報提供は札幌北署（011・727・0110）へ。【和田幸栞】