牧野フライスの買収交渉、本格化＝アジア系投資ファンドが提案

　工作機械大手の牧野フライス製作所は２７日、アジア系投資ファンドのＭＢＫパートナーズから法的拘束力のある買収提案を受領したと発表した。これにより、投資ファンドとの買収交渉が本格化する。牧野は「交渉を早期に進め、最終合意に至ることが望ましい」とコメントした。

　牧野を巡っては、モーター大手ニデックが昨年１２月に事前に打診しないまま買収を提案。今年４月にＴＯＢ（株式公開買い付け）を始めたが、牧野が買収対抗策を導入したことなどを理由に５月上旬にＴＯＢを撤回した。