大の里、口上は「“唯一無二”の横綱を」第75代横綱が誕生「自分自身で考えてこの言葉しかないなと」【大相撲】

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2025年05月28日 10:28  TBS NEWS DIG

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大関・大の里(24、二所ノ関)の第75代横綱昇進が正式に決定した。名古屋場所(7月13日初日)の番付編成会議と臨時理事会が28日に両国国技館で開かれ、理事会で大関・大の里の横綱昇進が“全会一致”で承認された。

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その後、茨城県阿見町にある二所ノ関部屋で昇進伝達式が行われ、大の里は師匠の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)とともに、協会からの使者、出羽海親方(元幕内・小城乃花)と秀ノ山親方(元大関・琴奨菊)を出迎えた。

“全会一致”で横綱に推挙されたことを告げられた大の里は、「謹んでお受けいたします。横綱の地位を汚さぬよう、稽古に精進し、唯一無二の横綱を目指します。本日はありがとうございました」と口上を述べ、大関昇進時と同じ“唯一無二”の言葉を用いて、横綱としての決意を述べた。

大の里は夏場所で2場所連続通算4度目の優勝(14勝1敗)を飾り、横綱昇進を確実なものとしていた。初土俵(幕下付け出し)から“史上最速”となる所要13場所での横綱昇進を果たした。年6場所制となった1958年以降、故郷石川県の大先輩・第54代横綱輪島の所要21場所を更新するなど、記録ずくめの快挙に。

今年初場所後に誕生した豊昇龍以来75人目、日本出身力士としての新横綱は師匠の二所ノ関親方以来、8年ぶりとなった。

伝達式後の会見で大の里は「さらに身を引き締めて頑張りたい」と改めて決意を述べ、口上については「昨日の昼くらいに何が言いたいかを考えた」と明かし、「やっぱり自分自身で考えて、この言葉しかないなと。当初は入れない予定で考えてましたけど、自分はこの言葉がぴったりだなと思い入れました。緊張することなく、堂々と言えた」と話した。

さらに石川県の方々に向け「まだ大変な状況が続いていますけど、横綱昇進した、夏場所優勝したってことを、石川県に伝えられたってことは、明るいニュースを届けられたんじゃないかなと思います。また能登を勇気づける、元気づけるためにも、これから横綱として頑張りたい」と故郷への言葉を届け、気持ちを新たにした。

このニュースに関するつぶやき

  • 茨城県が「横綱が住む県」になってうれしい。ちなみに二所ノ関部屋は予科練で有名な阿見町にある。私も「大のサトシ」と名乗ろうかな…爆
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