
■Bリーグ1部 プレーオフ チャンピオンシップ決勝 第3戦(2戦先勝方式) 宇都宮73ー71琉球(27日・横浜アリーナ)
バスケットボールBリーグの年間王者を決めるチャンピオンシップ決勝は1勝1敗で迎えた第3戦が行われ、宇都宮ブレックス(東地区1位)が琉球ゴールデンキングス(西地区1位)に逆転勝ちし3シーズンぶり3度目の日本一に輝いた。
1戦目を勝利した宇都宮は琉球の3ポイントシュートを止めきれず失点を重ねると、エース・比江島慎(34)が徹底マークにあった。前半エースが無得点に抑えられ、28対40と12点のリードを許し折り返した。
追う展開となった宇都宮のベンチには2月に46歳の若さで亡くなったケビン・ブラスウェルHCの遺影が飾られていた。「ケビンを日本一のコーチに」と特別な思いで戦ってきた選手たち、第4Qには比江島がゴール下まで持ち運び3ポイントラインの外側にいた小川敦也(22)にパス、比江島はアシストをマークした。
さらに今度は自ら持ち運びゴールを奪うと、1点を追う残り40秒を切ったところで3ポイントシュート。これが決まり逆転に成功、比江島は全17得点のうち第4Qだけで14得点、フィールドゴール決定率は100パーセントをマークした。
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宇都宮は終盤、エースが怒涛の攻撃を見せ逆転勝ち、ケビンヘッドコーチとともに3シーズンぶり3度目の日本一を勝ち取った。
優勝インタビューで比江島は「チームみんながケビン(HC)のためにという思い、本当に強い特別な思いをもってプレーしたので本当に最後、ケビンが僕の背中を押してくれたと思っていますしケビンのために優勝できて本当に嬉しいです」と万感の思いで語った。