
鳥取・布勢総合運動公園陸上競技場で6月1日に開催される“布勢スプリント2025”の前日会見が31日に行われ、寺田明日香(35、ジャパンクリエイト)、鈴木涼太(25、スズキ)、山縣亮太(32、セイコー)が出席した。
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今季限りで第一線を退く意向を発表している寺田は女子100mHに出場する。ここまで4月の織田記念、5月の木南記念と2戦を終えて「走りとハードルが噛み合ってない印象が強い」と振り返った寺田。「布勢スプリントはいい風が吹くし、かなり昔からお世話になっている大会。いいコンディションで走りたいと思いながら調整してきているので、前の2戦よりは状態は良い」と話した。続けて「日本選手権で勝つためにできるだけ良いイメージを掴んで帰りたい。練習でやってきた課題を試合でチェックしたい」と意気込みを語った。
100mで大会2連覇中の鈴木は9月開催の東京2025世界陸上出場に向け「なかなか自国開催での試合はない。注目度も高いし自分も狙っていかないといけない。狙える状態ではあるので自分の走りをここでしていければ(参加標準記録突破)あるんじゃないかと思っている」と力強く話した。
2021年の布勢スプリントで現在の日本記録、9秒95をマークした山縣は「今シーズンの弾みをつけたい。復帰してシーズンベストを出すことができたのでこの流れで日本選手権標準になるんですけどそこを突破できれば」と話した。世界陸上については「自分にとっても今年最大の目標として準備してきた。日本選手権に出るところからではあるが、代表権を取れるようにどうやったらその目標に近づけるか逆算して準備したい」と見据えた。
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