
長嶋茂雄終身名誉監督が3日に死去したことを受け、元巨人の上原浩治氏(50)がコメントを発表した。
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上原氏は長嶋氏が監督を務めていた1998年ドラフト1位で巨人に入団。「プロの世界に入ってから、数えきれないほどのご指導を賜り、心より感謝しております。長嶋監督のご冥福を、心よりお祈り申し上げます」と恩師の死を悼んだ。
長嶋氏は、きょう午前6時39分、肺炎のため都内の病院で死去。89歳だった。葬儀は近親者のみで営まれ、後日、お別れの会が開かれる。
長嶋氏は1958年に巨人に入団し、打点王、本塁打王の2冠に輝き、新人王を獲得。天皇皇后両陛下をお迎えした初の天覧試合では、サヨナラ本塁打を放つなど、その勝負強さでプロ野球ブームを巻き起こした。1974年の現役引退の際には後楽園球場で「わが巨人軍は永久に不滅です」と名言を残し、「ミスター・プロ野球」として親しまれ、2013年には国民栄誉賞を受賞、2021年には野球界から初となる文化勲章を受章した。
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■上原浩治氏コメント
突然のご訃報に接し、言葉を失っております。ドラフト、プロ入り初年度、ジャイアンツ時代、そしてオリンピック...。一言では語り尽くせないほど多くの思い出があり、思い出すだけで込み上げるものがあります。東京ドームでお会いするたびに、笑顔とお言葉に元気をいただいておりました。プロの世界に入ってから、数えきれないほどのご指導を賜り、心より感謝しております。長嶋監督のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。