「コロコロ」小学館初の“電流協アワード大賞”受賞、多チャンネルのYouTube好調

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2025年06月03日 16:00  ナリナリドットコム

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マンガ雑誌「月刊コロコロコミック」(小学館)は、一般社団法人電子出版制作・流通協議会が主催する第8回「電流協アワード2025」にて、“電流協アワード大賞”を受賞した。同賞の受賞は、小学館として初めて。

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「電流協アワード」は、電子出版分野の制作と流通に関して企業・団体等の優れた製品/サービス/業績/研究等について表彰することにより、電子出版市場の活性化と発展に寄与することを目的として、一般社団法人 電子出版制作・流通協議会が2018年より実施。本年度の選考は、電子出版関連の学識者やメディアの面々で構成された選考委員会を2度にわたって実施し、自薦、他薦を含む多数の推薦候補の中から大賞2件、特別賞2件が選出され、このたび「コロコロコミック」のYouTubeチャンネル運営を含むDX(デジタルトランスフォーメーション)が本アワードの大賞を受賞した。

選考理由として、「小中高生は長い間マンガの中核的な読者であったが、情報が溢れる環境となった現代において、マンガ読書率の減少も懸念されている。『コロコロコミック』は紙のマンガ誌のみならず、記事サイトやWebマンガ配信、YouTubeチャンネルの運営(300万人の登録者、月間1億2000万再生)、Nintendo Switch向けのオリジナルDL(ダウンロード)ゲーム制作やマンガ配信等、デジタルメディア上でのタッチポイントを積極的に増やすことで、小学生のマンガ読書の機会創出につなげていること」が高く評価された。

「コロコロコミック」は、2015年からYouTubeにて「コロコロチャンネル【公式】」(登録者数70.8万人)を運営していたが、2020年代より“多チャンネル化”に舵を切り、現在は9つのチャンネルを展開。これら「コロコロコミック」が運営に携わる全9チャンネルの登録者数は、2024年1月に200万人を突破。同年7月31日には「コロコロコミック」555号の記念に公開した「コロコロコミック555号記念PVテーマソング『巻物語』」と題した動画が298万回超の再生回数(※2025年4月30日時点)を記録するなど、話題性のあるコンテンツを発信し続け、今年5月には登録者数300万人を突破した。

また、今年5月現在、9つの「コロコロコミック」関連チャンネルにおける月間再生数は2億1500万回を超えている。また、小学館のYouTubeチャンネルにおける動画の再生回数のうち、8割以上をコロコロ関連動画が占めており、コロコロ編集部のDXが、小学館全体のYouTube施策をけん引している格好となっている。

「コロコロコミック」副編集長の小林浩一氏は「このたび『電流協アワード2025』大賞をいただき、心より感謝申し上げます。子どもたちの情報接触環境は大きく変わり、紙だけでは届かない時代がやってきました。そこで私たちは、デジタル領域に本気で取り組み、子どもたちとの新たな接点=“マンガの入口”を増やしていくことに力を注いでいます。コロコロ系YouTubeはついに300万登録者、月間2億再生。小学生向けの圧倒的なNo.1チャンネルになっています。『コロコロ』は紙もデジタルも“どっちも本気”です。これからも子どもたちの笑顔のために、あらゆるメディアを駆使して挑戦を続けます」と語っている。


元記事はこちら:https://www.narinari.com/Nd/20250695774.html



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