生息数激減…珍しいアメリカバクのグッズを限定販売、岡山の動物園が知ってほしい現状とは!?

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2025年06月06日 15:10  まいどなニュース

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池田動物園で飼育されているアメリカバクの「ルーニー」

 池田動物園(岡山市北区京山)は人気者のアメリカバク「ルーニー」をデザインしたグッズを限定販売している。アメリカバクを飼育する園は中国地方で唯一といい、担当者は「珍しいバクのグッズをぜひ手に取って」と呼びかけている。

【写真】限定販売しているアメリカバクをデザインしたポーチとポストカード

 アメリカバクは長い鼻が特徴。南米大陸に広く分布し、草食で森林や水辺にすむ。ルーニーは2023年4月に仲間入りした7歳の雄。マイペースで優しく人懐っこい性格という。

 グッズはポーチとポストカードで飼育係の新野愛さん(31)がイラストを担当した。デザインは2種類あり、一つはバラの花をくわえて物憂げにたたずむ姿、もう一つは中南米の民俗楽器マラカスとブラジルの打楽器を演奏する2匹を柔らかなタッチで描いた。ポストカードにはチューリップやフジといった色鮮やかな花を描き添えたタイプも用意した。

 ポーチ(縦13センチ、横20センチ)は1個1200円で限定30個、ポストカードは1枚160円で限定各5枚。売り切れ次第終了で再販の予定はない。

 新野さんは「野生のバクは生息数が減っている。グッズをきっかけにこうしたバクを取り巻く現状も知ってほしい」と話している。

(まいどなニュース/山陽新聞)

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