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愛媛県内で5月、交通死亡事故が相次ぎ、人口10万人あたりの死者数が1・96人と全国ワースト1位となった。同県交通企画課は「運転時は緊張感を持ちしっかりと前を見て運転をしてほしい」と呼びかける。
県内で、5月末までに発生した交通事故件数は845件(前年比23件増)。うち死者数は25人と、前年の18人と比較してすでに7人増加している。特に5月は17〜19日にかけて、自動車と衝突した歩行者や自転車の運転手が死亡する事故が3件連続して発生した。
県警は事故の主な原因として、自動車の運転手の前方不注意を挙げる。これから本格的な夏を迎えるにあたり、日中の暑さを避けて夕方から夜間にかけて外出する歩行者が増えたり、夏休みで子どもが多く出歩いたりする季節になることを念頭に、「一層の前方注視に努めて」とした上で、「歩行者も、夜間は反射材を着用するなど安全に気を配ってほしい」と呼びかける。
また、自転車についても走行中はヘルメットを着用するなどして身を守るよう啓発する。来年4月には、自転車の交通違反に反則金を課す改正道路交通法が施行される見通しだ。雨天の走行時は、カッパを着用するなどして「ながら運転」をしないよう注意を促す。「自動車、自転車、歩行者、それぞれが交通安全への意識を一段と高く持ってほしい」と呼びかけている。【田中祐子】
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